• "内海"(/)
ツイート シェア
  1. 名護市議会 2016-09-12
    09月20日-05号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    平成28年第184回名護市定例会第184回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       平成28年9月12日 月曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      平成28年9月20日 火曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      平成28年9月20日 火曜日 午後4時18分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 27名 欠  席 0名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  大 城 松 健  │ 出 │  15  │  吉 元 義 彦  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │  16  │  宮 城 安 秀  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  屋比久  稔   │ 出 │  17  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  川 野 純 治  │ 出 │  18  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  金 城  隆   │ 出 │  19  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  宮 城 さゆり  │ 出 │  20  │  比 嘉 祐 一  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  宮 里  尚   │ 出 │  21  │  大 城 敬 人  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  翁 長 久美子  │ 出 │  22  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  岸 本 洋 平  │ 出 │  23  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  仲 里 克 次  │ 出 │  24  │  岸 本 直 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  25  │  渡具知 武 豊  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  仲 村 善 幸  │ 出 │  26  │  宮 城 弘 子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  神 山 敏 雄  │ 出 │  27  │  長 山  隆   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  14  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │    │           │   │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       13番 神山 敏雄  14番 比嘉 拓也 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  稲 嶺  進               副市長  山 里 将 雄 総 務 部 長    石 川 達 義   企 画 部 長    金 城  進  こども家庭部長    山 城 実千代   市民福祉部長     野 原 健 伸 産 業 部 長    祖 慶 実 季   建 設 部 長    仲 村 善 文 水 道 部 長    伊 佐 嘉 巳   消  防  長    照 屋 秀 裕 企 画 部 参 事    小 野 雅 春   企 画 部 参 事    仲宗根  勤               教育長  座間味 法 子 教 育 次 長    中 本 正 泰議会事務局出席者 事 務 局 長    岸 本 健 伸   次     長    荻 堂 盛 行 議 事 係 長    上 地 宏 樹   庶 務 係 長    神 谷 智 子 議  事  係    宮 城  瞬    庶  務  係    金 城 友 明 庶  務  係    宮 城 敬 吾   臨 時 職 員    名 嘉 洸 大 臨 時 職 員    渡久地 政 音 ○屋比久稔(議長) おはようございます。ただいまより本日の会議を開きます。 日程により一般質問を行います。10番 仲里克次議員、一般質問を許します。 ◆10番(仲里克次議員) 皆さん、おはようございます。議席番号10番、日本共産党、仲里克次、議長よりお許しが出ましたので、これより一般質問を行いたいと思います。質問の前に少しばかり所感を述べさせていただきます。辺野古新基地建設問題で国が沖縄県を訴えた違法確認訴訟は、去る9月16日に国側の主張、特に軍事面を追認する判決が出されました。そこでほとんど触れられなかった自然環境についてでありますが、ことしは沖縄県への台風接近の時期も遅く、進路が例年と異なりほとんどが本土上陸のため、沖縄県よりも日本列島で甚大な被害が出ております。ことし4月の地震により災害が残る九州地方、そして東日本大震災から5年半経過した東北地方ではいまだ復旧・復興の中で暮らす住民にさらなる影響を与えております。今後も台風の発生は予想されます。人命を奪うような被害が起きないことを願うものであります。一方、沖縄では台風の接近が少ないおかげでマリンレジャーも盛んに行われたのではないでしょうか。夏、沖縄への観光はやはり海を求められる方が多いと思います。その点で、ことしは観光客にとって沖縄を満喫されたことだと思います。ところが沖縄観光の目玉であるその海に、ことしは異変が出ています。離島を含め、本島各地でサンゴの白化現象が出ているのであります。中でも石垣島と西表島の間にある400種類以上の造礁サンゴが分布し、沖縄本島などへのサンゴ幼生の供給源として重要な役割を果たす国内最大のサンゴ礁、石西礁湖(セキサイショウコ)(石垣島と西表島間にあるサンゴ礁)での被害がとまらない状況であります。報道でも多く取り上げられておりますので、詳しく述べるのは控えますが、原因である海水温の上昇は地球全体の温暖化であり、残念ながらそれは人間社会がつくってしまいました。それに対する研究開発が進められ、地球温暖化ストップに向けた取り組みが世界中で行われております。沖縄への台風接近がサンゴを守る一翼を担うということを聞きますと、複雑な思いもありますが、温暖化による台風の進路変化がこの先も起こるならば、今後、沖縄のサンゴはなくなってしまうのではないかと心配されるところであります。自然環境を壊さぬよう地球温暖化ストップに心がけたいと思います。ところで沖縄県は昆布の消費量が全国トップクラスだそうです。皆さんも年間を通し、よく食されているのではないでしょうか。その昆布の国内生産量の95%は北海道であります。90%が養殖物だそうですが、知床半島羅臼地方で水揚げされる天然昆布は昆布の王様と言われ、地元でもなかなか入手できないほどの三大高級品として扱われているそうです。その貴重な天然昆布が育つ環境条件を漁師さんはきれいな川の水、山の水と海岸から望む緑豊かな山を指さし、海を守るには山も守らなければならないと語っていました。そのことは北海道の昆布、そして沖縄のサンゴも同じではないでしょうか。ところが現在、沖縄の実情はどうでしょう。辺野古新基地建設のために海を埋め、東村高江ではヘリパット建設のために海を守る森や山の自然を破壊している。そのことは今や世界的に広がる自然保護の動きに逆行するものであり、決して許されることではない。最高裁に期待をし、質問へと移らせていただきます。質問事項1 辺野古新基地建設問題について。要旨(1)7月10日に行われた参議院選挙は、辺野古新基地建設反対を訴えた伊波洋一氏が勝利しました。選挙結果から、今後の新基地建設阻止の取り組みに対する市長の思いを伺います。要旨(2)ハワイ州ホノルル市で開催された国際自然保護連合の第6回世界自然保護会議に参加されての思いを伺います。質問事項2 道路行政について。要旨(1)国道・県道・市道にかかわらず、道路側溝のふたやグレーチングの隙間から雑草が伸びている場所が見受けられます。側溝内にはかなりの汚泥が堆積しているのではと思われます。定期的な点検、回収作業が行われているのか伺います。要旨(2)道路沿いや歩道上の雑草、立木の管理、清掃状況について伺います。質問事項3 空き住居施設について。要旨(1)国や県の出先機関、外郭団体管理戸建て住居や集合住宅の軒数と、現在の入居状況を伺います。要旨(2)過去に国や県の出先機関、外郭団体管理の施設を、市や不動産業者が買い受けた事例はあるのかを伺います。質問事項4 東江海岸高潮対策事業について。要旨(1)東江海岸高潮対策事業の目的と成果について伺います。要旨(2)完成後、東江海岸での事故等について伺います。要旨(3)養浜や突堤等、現在の状況について伺います。以上、一般質問とし、二次質問は自席より行いますので、ご答弁のほうよろしくお願いいたします。 ○屋比久稔(議長) 市当局の答弁を求めます。稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) ハイサイ、グスーヨー、チューウガナビラ。仲里克次議員の一般質問、事項1の要旨(1)、(2)についてお答えをいたします。要旨(1)の参議院議員選挙の結果からの質問ですけれども、これがまさに県民の総意、民意をそのまま数字にあらわれたものだと思います。これまで基地問題に対し、いろんな議論がありましたけれども、知事選のときにも翁長現知事は、基地は経済発展の最大の阻害要因だということも申しておりましたし、それから70年以上にわたる基地被害について、一番に県民がそれをよく知っている、認識しているということだろうと思います。その選挙結果がさらに基地問題に対する県民の視線、対応というのはこれからますます強くなっていくだろうと思います。今、裁判闘争の結果、いわゆる県が敗訴したということで、新聞で連載を組んでいて、記事もありましたけれども、その中で知事が発している言葉の中に、「ボールを砂浜の砂に落とすと反発が吸収されてボールは上がらない。だけどセメントの上に落とすとボールは思い切り反発して上がる」ということが言葉として紹介をされておりましたけれども、今回の参議院の選挙もそうですし、それからこれまでの主な選挙の結果も今、知事がおっしゃるセメントにボールを落としたときの反発、これがさらに強いものになっていくだろうと。その言葉にもそれが要約されているような思いがいたしました。私としても非常に励みというか、勇気をいただいた。そういう思いをいたしております。次に要旨(2)のほうですけれども、これはIUCNの総会の件です。これについては仲村善幸議員の質問でもかなり時間を割いてお答えをいたしましたけれども、これまでIUCNが三度にわたってジュゴン保護についての勧告を出してまいりました。今回また総会の前に外来種対策の勧告を出して、あわせて4回の勧告を出しております。その勧告についてはやはり権威のある機関、組織ですので、そこから発せられた勧告というのは非常に重いものがあるだろうと思うんですが、日本政府は全く無視する。一顧だにしないという状況が続いているので、これではやはり勧告を発した団体として、もっときちんと検証するといいましょうか、ちゃんと勧告が生かされているのかチェックしてほしいということ等も申し上げてきましたけれども、参加している専門家の皆さんや関係機関の方々からも、ジュゴン保護キャンペーンセンターが設置したブースの周辺にかなり多くの皆さん方がお集まりいただいて、いろんな質問等もなさっておりました。そのときに私たちは今回このパンフレットを持っていきました。いわゆる英語バージョンといいましょうか、英語で訳された部分のものを持っていきました。これについてまた常にまたこれも評価をいただきました。というのも例えば表紙で大浦湾、それからコノハチョウであったり、ジュゴンであったりというのがあります。これのページを開いてもなおまたやんばるの森の大事な、そこにも貴重な生物がいっぱいいます。絶滅危惧種も含めていっぱいいます。大浦湾にはこういう海洋生物がいっぱいすんでいます。その関係性についても説明をしながら、しかし、ふたを開けるとということです。開けると実はここでこのようなことが行われているんですということで、これは非常にショッキングな訴え方といいましょうか、自然の大事さを訴えながら、しかもここで軍事施設が、軍事基地が与える影響というものについて、世界各国から来た皆さんが軍事基地による環境破壊というのは経験した人たちがいっぱいいらっしゃって、非常に共感といいましょうか、共鳴というのをいただきました。この基地を造るために今どんなことが行われているか。辺野古のゲート前は今、和解の後、工事が止まっていますので、今のところ静かな状況が続いておりますけれども、そのかわりに今、高江では大変な状況が起こっているんですと。その大変な状況というのは、直前までは辺野古の海域でこんなことが行われていましたという写真も持っていって、いわゆる基地問題は人権問題なんだということ等も訴えてきたんですけれども、これについてもよく理解できるということ等、よくわかったということ等の声もいっぱいいただきながら、ワークショップ、あるいはポスターセッションなどを行ってきたわけですけれども、地元の市長が参加をして、そこで訴えるということについてもほかの方々からも大変よかったと。市長が来て訴えたということが非常に重要なんだと。重みがあるんだということなどの意見、あるいは私にとっては励ましと受け取ったわけですけれども、いずれにしても9,000人ぐらいの方々、専門家が集まる。そういう総会の中でこれらのこと、辺野古の問題を訴えることができたというのは、非常に大きな成果があったと思います。これについては地元の新聞も大きく取り上げてくれましたし、ハワイの「パシフィックプレス」という日本語で出版している新聞も一面でそれを取り上げていただきましたし、それなりの効果といいましょうか、影響というのは非常にあったのではないかと思います。これについてもジュゴン保護キャンペーンセンターの皆さんや日本自然保護協会の皆さんなどが案内役として、そこでいろいろと協力をし、あるいはまた一緒に訴えていただいたということ等もあって、成功裏に終えることができたのではないかと思っております。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) おはようございます。私のほうからは質問事項2の要旨(1)と(2)と質問事項4について答弁をいたします。まず質問事項2の要旨(1)でございます。市道における道路側溝の管理については、道路パトロールや地域からの相談、情報提供により、土砂等の堆積物の確認をし、除去を行っているところであります。また雨天時においては道路冠水が懸念される箇所をパトロールし、落ち葉の詰まりなどの除去を行い、排水機能の確保を行っているところでございます。しかしながら、市道は820路線、管理延長が367キロメートルであり、これは沖縄本島一周に匹敵する延長のため、全ての路線について地域の方々が満足する管理を行うことは厳しい状況で、見落としなど、管理が行き届かないところがあると認識しております。地域によっては、日常管理として側溝清掃を行っていただいている状況もございます。その場合、事前に相談があれば、側溝清掃作業に必要なトラック、バックホー高圧洗浄機などのリース費用を市で負担するなど、自主的な取り組みへの支援を行っており、道路を管理する上で地域との連携は重要だと考えております。今後も道路パトロールにおける目視強化や地域からの情報提供など、連携を図り、道路側溝の排水機能を保てるよう努めてまいりたいと思っております。また国道、県道の道路に関しては、地域からの相談や情報があれば、各道路管理者に情報提供を行うなどの対応もあわせて行っていきたいと考えております。それから質問要旨(2)道路の除草については、歩道が整備されている幹線道路26路線において、年間の除草計画を立て、順次作業を行っております。除草計画では過去の除草実績や道路利用形態を加味し、年間の除草回数と除草時期を決めております。そのほか路線については道路パトロールや地域からの相談や情報により、道路機能の支障となっている場合に適宜除草などを行っております。また街路樹については、道路パトロールや地域からの相談などにより、樹木の民有地への入り込み、車両や歩行者の通行に支障となる場合に適宜剪定作業を実施している状況であります。今後も引き続き適切な道路管理に努めてまいりたいと考えております。続きまして、質問事項4の要旨(1)と(3)について答弁をいたします。要旨(1)について、東江海岸高潮対策事業は高潮・波浪などに対する海岸防護機能を高め、住民生活の安定と県土の保全を図り、またやんばるの玄関にふさわしい海岸景観の形成に配慮しつつ、地域の活性化推進につながるよう平成13年度から平成23年度にかけて人工リーフや突堤、護岸、養浜及び飛砂、飛沫防止帯の整備が行われております。事業成果については、管理者である沖縄県北部土木事務所に確認をしたところ、高潮、波浪などに対する海岸防護機能は確保されており、整備後に災害発生はないことから、事業の目的は達成していると伺っております。要旨(3)の現場の状況については、世冨慶側突堤の根元部の砂が流出し、以前見えなかった護岸の被覆石が確認できるようになっていることや、中央部突堤付近においては、逆に砂がたまっているなど、潮流や波浪といった自然のメカニズムによる影響だと想定されますが、整備直後と砂浜の形状が変わっているのが確認されております。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) おはようございます。それでは私のほうからは質問事項3についてお答えいたします。まず初めに要旨(1)について、沖縄県に確認をしたところ、県管理の職員住宅棟は市内において、宇茂佐区で7棟、大西区で1棟、宮里区で4棟、大北区で4棟、合計16棟となっております。入居状況は宮里区にある北部農林高等学校の職員住宅4棟は、老朽化に伴い取り壊し予定であるため、現在入居停止を行っているということでございました。他の職員住宅棟につきましては、頻繁に入居者入れ替え等があり、多少の空き室はあると聞いておりますけれども、空いている棟はないと伺っております。それから郵便局社宅は大東区に1棟、宮里区に1棟、計2棟と聞いておりますけれども、これも入れ替えが多いため、入居率は難しいと報告があり、空いている棟はないということで伺っております。国管理の職員住宅棟につきましては、現在、内閣府の沖縄総合事務局財務部管財統括課へ文書にて今、問い合わせをしているところでございまして、時間がかかるということで、入居状況につきましては現在、把握できていないということでございます。続きまして、要旨(2)について、不動産の買い受け事例につきましては、2件ございます。まず1件目は平成25年6月28日に国有地でありました屋部支所庁舎に隣接する名護市字屋部大島42番の3の土地を沖縄総合事務局より買い受けております。面積については2,434.3平方メートルであり、当該地は慶佐次ロラン標識事務所職員宿舎でありました。その後、市において自然体験・学習ゾーンとして、水と触れ合える親水空間の場所として最適と判断し、現在は屋部川にじ公園として、平成28年3月31日より供用開始しております。2件目は平成28年5月27日に、これも国有地でありました名護市字真喜屋黒崎889番地の3の土地を沖縄総合事務局より買い受けております。面積については7,121.59平方メートルであります。当該地は真喜屋運動広場に隣接する国有地であり、砂洲の堆積により発生した土地であります。現在は当該地を取得し、従来の真喜屋運動広場競技スペースの配置がえや、排水機能の改善、海岸保全施設の設置及び駐車場の新設等、再整備を行う予定でございます。施設利用者の利便性の向上を図る計画でありまして、そのように整備を進めているところでございます。なお、市内の不動産業者が国や県の施設等を買い受けたかについては、現在、把握できていない状況でございます。 ○屋比久稔(議長) 照屋秀裕 消防長。 ◎照屋秀裕(消防長) 私のほうから事項4、要旨(2)についてお答えいたします。東江海岸での事故等の件数についてでございますけれども、平成20年から平成26年までの統計ですけれども、遊泳中の事故が1件、誤って海への転落3件、テトラポットへの転落2件、自損行為が2件、合計で8件になっております。幸いというか、死亡事故等はございませんでした。近年の東江海岸は海浜整備がなされ、市民、観光客等の憩いの場になっているところでありますけれども、ただ、沖縄県の条例に基づく海水浴場ではなく、ビーチとしての整備がなされていないにもかかわらず、遊泳、もしくは海に入る市民等が多数見受けられるところであります。しかしながら、海上保安庁の調査によると、東江海岸には離岸流の発生、この離岸流というのは浜から沖合へ向かう強い流れのことですけれども、その離岸流の発生が確認されております。安易な遊泳等には危険性が指摘されている場所でもあります。なお、同調査によりますと、名護市には東江海岸のほかにも喜瀬橋、かりゆしビーチ、安部崎付近に離岸流の発生が確認されておりますので、注意喚起が必要だと考えております。 ○屋比久稔(議長) 10番 仲里克次議員。 ◆10番(仲里克次議員) ご答弁ありがとうございました。まず質問事項1についてでありますが、市長、世界自然保護会議への参加、本当にお疲れさまでした。先ほどご答弁にもありましたように、世界へしっかりと今の沖縄の現状、辺野古の現状が伝わったのではないかと思います。この件につきましては、会議に参加をされました東恩納琢磨議員、後日しっかりと細かく質問があるようですので、お任せをしたいと思います。参議院選挙につきましてですが、伊波氏の圧倒的な勝利により、沖縄県選挙区選出の国会議員は3議員あわせ全員が辺野古新基地建設反対の立場に立つ議員となりました。辺野古問題、大きな力になるのではと市長のご答弁にもありました。私も同感であります。ところが国は沖縄県民の民意が示された9時間後に東村高江のヘリパット工事現場への資材搬入を強行し、辺野古問題では7月22日に沖縄県を提訴しました。裁判の結果は、県民の民意に反するものでしたが、県は上告の考えを表明しており、最終結果はこれからであります。今回の裁判は沖縄県の持つ辺野古新基地建設に係る権限の一つで、埋め立て承認取り消しの争いであります。そこで名護市の持つ権限について確認をさせていただきたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 仲宗根勤 企画部参事。 ◎仲宗根勤(企画部参事) 市長権限についてでございますが、先に沖縄防衛局と協議、あるいは許可申請等の書類等の範囲でございます。1つ目は海域生物調査のための漁港区域内水域調査、これが協議です。それから作業小屋設置のための漁港施設占用許可申請、これは許可等に関するものです。それから美謝川の水路切りかえのための法定外公共物協議、もう1点は辺野古ダム湖水面調査のための法定外公共物協議ということで、市長権限に係るものがまだ残っているということであります。 ○屋比久稔(議長) 10番 仲里克次議員。 ◆10番(仲里克次議員) ありがとうございました。それでは質問事項2に移らせていただきたいと思います。質問事項2の要旨(1)についてでありますが、道路行政についての質問が多いように思われます。市管理路線820、距離が367キロメートル、そういった数字を聞くと担当部署のみでの対応が厳しく、満足のいく管理ができないのもわかります。そうであるならば何らかの改善策を講じなければならないと思いますが、先ほど地域の自主的な取り組みに対し、事前相談があれば作業道具のリース費用負担を行っているとのことでした。それは区として作業を行うときなのか、地域の方が数人集まり行うときにも適用がされているのか。そしてこれまでの支援を行った事例を伺います。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) 地域が自主的に作業を行う場合の市の支援としまして、基本的には区が清掃作業を企画している場合に、リース代金を援助するという形をとっております。それから具体的には身近でありますけれども、屋部区とか、安和区とか、そういったところについては年に一回程度、1回から2回、そういった作業を行っているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 10番 仲里克次議員
    ◆10番(仲里克次議員) では支援については、一旦区を通したほうがいいという解釈をさせていただきます。要旨(2)の除草作業についてですが、同一箇所の作業、何回行われているのでしょうか。そしてその除草作業についても市の支援はあるのかを伺います。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) 道路の除草作業については、地域でやっている場合もありますけれども、基本的には市のほうで除草作業を、先ほど申しました26路線を計画的に、それからその他の路線については地域からの情報とか、道路パトロールによって必要な箇所を除草しているというところでございます。回数につきましては、一番多いのが羽地大川線が年4回、といいますのは、鯉のぼり祭り、それから桜開花促進プロジェクト、ツール・ド・おきなわへの対応などで一番多くて年間4回の計画をしております。中には年間1回という計画の路線もあります。 ○屋比久稔(議長) 10番 仲里克次議員。 ◆10番(仲里克次議員) 沖縄の草の生える状況からして、やはり年3回、4回、必要な状況ではないかと思います。広い地域ですので、何らかの工夫をしていただきたいと思います。四、五日前に大北小学校付近の除草作業が行われておりました。多分9月の計画に入っていたのではないかと思われます。歩道がきれいになり、歩きやすくなっております。しかし、グレーチングから出た雑草については刈り取られておりますが、そのグレーチングの中をのぞくと汚泥と草の根が残り、水たまりもできている状況であります。この除草作業と側溝の清掃を同時に行うことはできないのか伺います。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) 除草作業については、道路の除草となっておりますので、まず一人で除草作業とか、そういった形ではなくて、まずは安全確認の担当者、それから刈った草が飛び散らないように網でカバーをする人とか、それから草刈りをする人、それから刈った草を片づける人とか、そういったチームで役割分担をしながら除草作業をやっている状況で、作業の効率からいきまして、除草をしながら側溝の掃除というのは効率的にも悪いような状況でありますので、別途この作業をしているということでございます。 ○屋比久稔(議長) 10番 仲里克次議員。 ◆10番(仲里克次議員) 作業方法については、私よりも担当部署のほうが専門だと思いますので、どちらのほうが効率がいいのかちょっとわからないんですが、単純に考えて一緒に行ったほうが効率がいいのではないかと私自身思ったものですから、ちょっと質問をさせていただきました。側溝の汚泥は道路の冠水につながるだけではなくて、衛生的にもよくありません。寄せられる苦情などについては、早急な対応をよろしくお願いいたします。それと歩道上の雑草については、防草剤を張るなどの検討などもしてはいかがかと思います。建設部長からは何度も情報提供という言葉を出されておりましたが、市職員は業務上、外へ出ていくことも多いかと思います。そして仕事が終われば地域へ帰られるわけであります。一市民です。道路行政や環境問題について、議会で多く質問される事項でありますので、職員の皆さんが常に意識を持てば一番の情報提供者となり、早い対応ができるのではないかと思います。担当部署任せでなく、庁内一体となって住みよい名護市の環境づくりに取り組んでいってもらいたいと思います。続きまして、質問事項3に移らせていただきます。市の管理する施設で未利用はないとのことです。残念ながら国管理の施設については回答がまだ届いていないということでありますが、確かに未利用の施設はいくつかあります。その中の2カ所について市民から指摘がございました。1つ目は大東3丁目の北部国道宿舎、2つ目が宮里区7丁目の北部ダム統合管理事務所宮里第3宿舎であります。施設の入り口に1本の鎖やロープが張られ、進入ができないようにされておりますが、車両の進入は防げますが、人の出入りは容易であります。その施設内は雑草が生え、環境的にも悪く、そして防犯面でも懸念の声が上がっております。管理状況はどのようになっているか伺います。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 仲里議員のおっしゃるとおり、国のものについては今、調査中なんですけれども、連絡が来ておりませんけれども、市内に4カ所、5カ所ぐらいあります。今、議員ご指摘の2カ所については、私も確認をしましたけれども、出入りはできるような状況です。そして階段の踊り場、あの辺でたばこを吸った跡もありまして、そういう形で雑草も生えておりますし、青少年が出入りもできるという状況がありまして、防犯上もかなり危惧をしているところでございます。そういうことで、管理者である沖縄総合事務局のほうに管理の徹底についてということで、お話をしていきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 10番 仲里克次議員。 ◆10番(仲里克次議員) よろしくお願いします。続きまして、要旨(2)についてですが、まず現在の市営住宅の入居希望状況について伺います。募集時の申し込み数と空き待ちの数はどのようになっているのでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) まず市営住宅の今の空き家の待ち状況なんですけれども、8月現在で全体で169世帯となっております。内訳としまして、一般世帯が80世帯、母子世帯が31世帯、障がい者世帯が18世帯、それから生活保護世帯が15世帯、老人世帯が40世帯となっております。入居の希望者の約83%が市街地の大規模市営住宅を希望しているということもありまして、そのような状況でございます。 ○屋比久稔(議長) 10番 仲里克次議員。 ◆10番(仲里克次議員) そのような数字を踏まえて質問させていただきますが、住居用としての再利用ではありませんが、市として庁舎を買い受けた事例が1件あると、先ほど答弁がありました。以前に宇宙開発事業団の職員宿舎が宮里区にありましたが、そこは今、民間のアパートとして利用されていると思われます。住居用施設が放置されているのは、市民の指摘にあったとおりでありまして、先ほど伺った市営住宅への入居希望者の状況からすると、耐震性に問題のない施設を市営住宅としての再利用などできないものか伺います。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 未利用の住宅を買い上げ、市営住宅に買い上げて活用できないかということなんですけれども、当該地はいろいろ草木も茂っておりまして、さらに一部コンクリートの剥離も見られるような状況になっております。そういうことで、議員ご指摘の耐震基準の問題、そしてそれを市営住宅とするために修繕しないといけないと思います。その辺の費用対効果等もありますので、その辺を含めて財政のこともありますので、国の関係機関、あるいはまた庁内の関係機関も含めて、その辺について検討しながら考えていきたいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 10番 仲里克次議員。 ◆10番(仲里克次議員) 国との調整、そして予算の関係もあり、すぐに実行とはいかないと思いますが、新たな土地を購入し新築されることを考えますと、既存の施設の再利用が予算的には低く抑えられるのではないかと思います。市営住宅の建設計画の際、過疎化を防ぐための地域振興を行っていることも承知はしております。ですが市営住宅希望者状況、そして申込者の生活実態なども見ていただき、検討をよろしくお願いしたいと思います。そして重ねて未利用施設の管理をしっかりと行うよう関係機関への連絡よろしくお願いをいたします。続きまして、質問の事項4に移らさせていただきます。先ほどの照屋消防長のご答弁で遊泳中の事故が1件ありました。それと離岸流の発生が確認されたともありました。遊泳中の事故はその離岸流とかかわりがあったのか。そして離岸流について発生しやすい地域や潮の流れ方、対処法など、もう少し詳しくご説明をよろしくお願いいたします。 ○屋比久稔(議長) 照屋秀裕 消防長。 ◎照屋秀裕(消防長) 遊泳中の事故が1件ありましたけれども、これについては護岸のほうから5メートルの所で遊泳していたということで、その地点で救助されております。したがって、離岸流とのかかわりについては不明であります。申しわけありません。それと発生しやすい地域と地形、地形というんですか、近くに人工構造物、例えば東江海岸なら前のほうに突堤があります。そういった形、一文字があるとか、そういった場所。それと波が海岸に対して直角に入ってくる場所と。直角に入ってきて、出ていくものですから、そういった場所が発生しやすい地形ということになっております。それと潮の流れ、この見分け方というのがあるかと思うんですけれども、これはかなり難しいと思います。一見見ては離岸流があるというのは多分見分けづらいだろうと思います。ただ、白波が立っている中でほとんど波が立っていない場所があります。そこが流れているということで、そういう見方もできるのかと思います。また対処法というか、流された場合には慌てないということが一番大事だろうと思います。慌ててしまって体力を使うと戻れないということがありますので、慌てないということです。その離岸流に入ってしまうと、沖のほうにどんどん流されていきますけれども、気がついたらもうその流れに逆らって岸に戻るということはなかなか難しいと言われております。この場合は泳ぎに自信のない人、浮き輪等を持っていればいいんですけれども、自信のない人でも浮いたまま流されたまま救助を待つと。流された人を見ますので、要請します。流されたまま救助を待つという対処もあるだろうと。無理に戻ってこようとしない。または泳ぎに自信のある方は横に、陸に平行に向かって離岸流から離れていくと。なくなった時点で岸に向かってくるということが言われております。いずれにしても基本的にはどこでも起こる可能性があるということで、怖いのは水際で泳いでいても気がついたら沖に流されているという状況がある場合もありますので、まずは慌てないということが大事だろうと思います。 ○屋比久稔(議長) 10番 仲里克次議員。 ◆10番(仲里克次議員) ありがとうございました。離岸流の恐さ、しっかりと認識をさせていただきました。そこで本事業の目的は達成されていると先ほど部長のほうから答弁がありました。県が作成されましたパンフレット、このような2006年にこの事業に対してのパンフレットがあります。その事業概要に当該地域は台風時及び冬季波浪時に越波や飛沫被害が発生し、住民生活の支障となっているとあります。そしてその目的については先ほど答弁のあったとおりでありまして、確かにその点では目的は達成でありましょう。一方、先ほどの照屋消防長からの説明につきましては、離岸流については結果的に危険な海岸を人工的につくってしまったわけであります。海上保安庁は2012年8月に東江海岸で離岸流が発生するとの調査結果を出し、発表もされております。そして報道機関に対し離岸流の体験会を昨年7月に東江海岸で実施しております。参加された記者のコメントも地元紙に掲載がされておりました。ところが現地の案内板にはそのことに対し、注意を促す文字は一言もありません。突堤、養浜部については、さきにお渡ししました現場の写真のとおりでありまして、答弁されたように一番南側、世冨慶側突堤の付け根部分は全く砂がなく、被覆石がむき出しの状況であります。養浜部にも被覆石が出ております。砂浜には大きな段差ができております。干潮時の波打ち際には段差ができており、潮が満ちたとき海に入ると、その場所から急な深場となり、危険性を感じます。東江海岸が海水浴場として整備されたわけではありませんが、遊泳をされている方を見かけます。パドルボードなどを楽しむ方もおられます。同海岸を利用される方の安全を守るため現地の整備、そして離岸流など、注意を促す看板の設置を県に強く要望していただきたいと思いますが、建設部長いかがでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) 東江海岸は海岸保全区域になっておりまして、その管理者というのは沖縄県になっております。したがいまして、施設の管理については沖縄県が管理をする義務があると思っておりますけれども、その両方について管理の影響が及ぶかどうかというのがはっきりわからないような点もあります。したがいまして、沖縄県と相談をして、沖縄県がするのか、それから市民の危険防止の観点から名護市のほうでやるのかということについては、今後、調査、協議をしてまいりたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 10番 仲里克次議員。 ◆10番(仲里克次議員) ありがとうございました。まず本件については県管理ということもありまして、今月の初めに北部土木事務所を訪ね、写真の状況を指摘させていただいております。現状は危険だとの認識でありました。事業完了後、砂を追加したこともないということであります。海の安全を守るという観点から、名護海上保安署へも状況を提供させていただきました。ですので、関係機関としっかりと連携をとっていただき、対応をお願いしたいと思います。現在まで目的は果たされているようでありますが、それは人工リーフ、突堤、養浜、その3つの施設が整っていたからだと思います。今後も養浜が枯れていくようなことがあれば、目的を果たせないばかりか、危険性が増大するのではないかと思います。東江海岸はアクセス的にも利用しやすい場所にあり、休日や夕暮れどきには多くの方が訪れ、今や憩いの場となっております。新たな名護の名所ともなり得る東江海岸、2つ目の事業目的にもある観光振興及び地域の活性化という点からも事故は未然に防がなければなりません。利用者の安全第一のため、早急な対応をお願いいたしまして、議席番号10番、仲里克次、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○屋比久稔(議長) 10番 仲里克次議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午前10時57分) 再 開(午前11時8分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。21番 大城敬人議員、一般質問を許します。 ◆21番(大城敬人議員) それでは21番、大城敬人、議長のお許しがありますので、一般質問を行いたいと思います。質問の事項1 違法確認訴訟について。質問の要旨(1)8月19日結審、9月16日判決の違法確認訴訟で福岡高等裁判所那覇支部の多見谷裁判長は翁長知事の本人尋問は認めましたが、8人の証人申請は認めませんでした。稲嶺市長の証人申請も認めませんでした。既に16日の判決については皆さんも新聞等でお読みになって、いろいろとお感じになったと思うんですが、これほどひどい判決はないと言われるように、全く裁判所の、あるいは裁判官の判断なしに、国の追認をしてしまった。これほど沖縄県民を無視した判決というのもないだろうと思います、前後に。こういうことで多くの県民の皆さんが怒り心頭に発しているとは思うんですが、県は上告をすると。新聞を見ますと、どうも政府は上告されるのが何かしら不安のよう。ご承知のように、この判決のために裁判官まで首をすげかえた安倍政権ですが、最高裁までは首のすげかえはやらないんだろうと思うんです。これから私たちの沖縄県民の真実についてこの議会を通しても明確にしていきたいと思いますので、市長よろしくお願いします。質問の事項2 辺野古新基地建設に関連して。質問の要旨(1)防衛局は航空機騒音について、三共地域はアセスから除外しています。しかし、三共地域上空は現在辺野古から伊江島への経路になっています。三共地域の航空機騒音・一日の飛行回数とも過去5年間の測定値で辺野古を上回っています。市長の認識を伺います。演習場での爆破訓練などの爆発音について、名護市の測定値ではLCden値は不可能か伺います。これについては少し説明させていただきたいと思います。今、申し上げましたように、これは名護市がつくった現在の経路です。伊江島への経路というのはこれなんですが(写真提示)、辺野古のキャンプ・シュワーブ実弾射撃場の中に5カ所のオスプレイの離着陸帯があるんですが、まさに国立高専を中心とする。あるいは辺野古、久志、豊原、この上空をこのように旋回しながら毎日深夜まで訓練をしています。そして喜瀬、幸喜、許田の上空、特に幸喜と許田の上空を伊江島に向かって連日訓練をしているわけであります。環境アセスの評価書に出てきましたように、黒い点がアセスの定点なんです。その数字が、評価を信じているんですが、見てください。西側のほう、全く環境アセスにないんです。これは当初から岸本市長の最初のときからこの問題について触れてきました。通らないんですか、飛行しないんですか、国頭村を回っていくんですか、伊江島にと。しかしながら、一貫して評価書まで三共地域のアセスはやられていないんです。このようにアセスそのものが欠陥だらけというのは、幾度もいろんな問題について触れてきましたけれども、これほど明確にアセスがないと、これは評価書の10の6の3の2の2の1というのをコピーしてあるんですが、このようにやられていないんです。これほど明確に伊江島航路にありますと言いながらないんです。その結果どうなったかというのが、今、市長、副市長のところに表をお渡ししてありますので、見てください。仲宗根企画部参事も見てください。皆さん2010年から名護市は24時間の測定を始めまして、2015年、いわゆる年度ですから2016年3月まで、5年間見てみますと、全体で2万9,791回の測定値があります。このうちで一番数多い飛行回数、測定値があるのが久志で5,813回、次は豊原で5,541回、次は皆さんは辺野古が多いかとお思いになるかもしれませんが、そうではなしに幸喜区が4,806回、そして辺野古、そして許田と。辺野古よりも豊原、久志、許田、幸喜というふうに飛んでいくものですから、当然このように出てくるんです。しかもピーク騒音で見ましても、ピーク騒音の最大値のところ、これはどういうことかというと、評価書にもピーク騒音だけは、ピーク騒音としてCH-53とオスプレイがあるんです。これを比較しますと、もう評価書に出した中身がでたらめなんです。したがって、これについては後に私たち名護市議会が全会一致で決議をして、提出した検証委員会への検証をやれという翁長知事への決議をしましたが、その検証委員会の資料としても今、指摘した点はやられているんです。どういうことかというと、ずっと防衛局は楕円形でと。これが一番最後になりまして、アメリカの主張を受け入れて、飛行経路は楕円、こういうふうになったんです。全く違うでしょう。これは評価書にこうなっているんです。これまでこうたどるんだ、こうたどるんだと。アメリカは最初から飛ばない、飛ばないと言っている。いや、それを言ったら沖縄県民は反対するから、これは言わないでくれと。とうとう最後は2プラス2をやってしまった。アメリカはこれに米国の必要な場合はここまで及びますと。防衛局は絶対住宅地は大丈夫ですと言ってきたんですが、アメリカはすんなりここを飛びますということを認めたんです。これが環境アセスの一部なんです。辺野古の台風の環境アセスはやられていません。浸水状況もやられていません。こういったことを繰り返し言ってきたんですが、こういう状況下にあるものですから、まさにこういう実態、三共地域はこれほど飛行するにもかかわらず、しかも1日の回数でいうと、2012年3月12日に豊原で1日61回、幸喜で52回となっている。これは普天間並みなんです。普天間は2回の飛行で表していますが、1カ所におけるものについては同じなんです。こういう実態があるにもかかわらず、現在も深夜までやっている。今日では許田の地域は大変なんです。こっちはまた長浜原、そしてこっちはまた内海のくぼみになっている許田の地域は、深夜の11時ごろまで、また早朝、すごい爆音でオスプレイ、CH-53が、許田は最近は非常にひどい。そういう状況下にあるんです。したがって、これは環境基準からいうと、喜瀬、幸喜からはアセスもしていないわけですから当初から飛ぶと言っていないわけですから、これは当然、静かな環境を戻していただきたいということで、ここに述べてありますように、2について申し上げていきたいと思います。今、説明しましたが、要旨(2)オスプレイやCH-53など三共地域(喜瀬区・幸喜区・許田区)上空の飛行停止を沖縄防衛局及び防衛大臣に要請することを求めます。これこそが今、市長にとってぜひやっていただきたいと。三共の皆さんの思いであります。もうたまらない、現在、普天間と変わらない状況にあるんです。それから要旨(3)国際自然保護連合(IUCN)決議。外来種対策日米に勧告について市長の見解を伺います。また、市長はIUCNにどのように訴えられたのかお伺いします。先ほどもありましたが、簡単にお願いします。要旨(4)やんばるの森を守ることについて、IUCNに訴えたらどうか伺いたいと思います。特に市長、副市長にもお配りしてあるんですが、実は世界でここにしかいないという、辺野古の海にしかいないという貝があるんです。これは10年余り前に、いわゆる自然保護育成基金と日本自然保護協会共同支援基金から助成を受けた6人の千葉県の黒住さんという人を中心にして、3回にわたって調査をされました。その結果、出てきたのがサンゴウラウズといって、皆さんこれですが、世界に一属一種でこれしかないんです。これはどこにあるかというと、きょうこれから説明するであろう遺跡の図面にあります、先のほうの小さい岩。黒い岩があるんですが、世界でそこにしか生息していない。今日では発見が見えないんですが、世界に8個固体がありまして、現在、久志のほうの出身で世界的な貝収集家の仲嶺俊子さんのところにこのサンゴウラウズはあります。そういったこともありまして、8種類が国内で確認された。大浦湾には3,000種ぐらいの貝があるだろうということで、今、なぜそれを言うかというと、1984年、昭和59年2月15日に記載されておりますが、台風が来た後、この仲嶺さんは瀬嵩の海岸に寄せてきた貝を拾ったんです。その貝を拾ったら、497種類あったんです。これがそのままそっくり保存されている。したがって、私は稲嶺市長が訴えておられる大浦湾を守る、私たちも訴えてきた自然を守るためにもこの仲嶺俊子さんの大浦湾の貝の展示、いわゆる標本がそのままあるんです、700。そういったこともありますので、話をして市民図書館でも利用して、そのときにサンゴウラウズを見せていただきたいと思うんです。そういうことで、ぜひ大浦湾についてはそういうことが今回の訴えでどうだったのかというのが聞きたかったと。それからやんばるの森を守ることについてですが、今、非常にひどい状況がありまして、ご承知のように、防衛局も防衛大臣が誤ったように、無断で伐採をして、ノグチゲラの巣をつくる木がなくなっている。非常にひどい話で、無茶苦茶なことがやられておりますので、そういったことについても特にヤンバルクイナ、ヤンバルテナガコガネ、そしてノグチゲラなどの生息したやんばるについても、IUCNでは訴えられたのかどうかというのをお聞きしたい。次に、質問の事項3 キャンプ・ハンセンの一部返還についてですが、新聞でもご承知のように、要旨(1)幸喜区の162ヘクタールのうちの55ヘクタールが返還されたと。次は喜瀬だというんですが、その経緯、どういう状況になっているか。質問の事項4 「再編関連特別地域支援事業補助金」に関連してなんですが、皆さんのお手元に資料があると思います。この調査資料というのもの。これはTBSの調査情報という本がありまして、これの2016年7月から8月号なんですが、71年目の沖縄特集なんです。これの18ページに、皆さんにお渡ししたように、川瀬光義京都府立大学公共政策学部教授に分析をしてもらいました。皆さんの手元には市からの配付された資料があると思いますが、実はこの分析の資料は平成26年度までの分なんです。平成27年度は今度の一般質問でつけ加えてもらったんですが、平成26年度までの財政、支出の状況というのを全部、平成26年度までについてこの資料は説明してもらっています。川瀬先生はご承知の方もおられると思うんですが、沖縄における基地と地方自治の経済ということで、タイムス賞も去年いただかれまして、そういった点で名護を中心に分析しています。先月もこれを持ってこられたときに、なごアグリパークに行きまして、なごアグリパークの経営状況はどうかというのを2時間近く一緒にお話を聞いた機会があったんですが、これはぜひ議員の皆さん目を通していただきたい。というのは、どういうことかと。要旨(1)稲嶺市長になってから今年度まで、久辺三区に係る軍用地料や基金及び事業費などを次年度別・事業別・地域別に財政支出、5年分についての資料と説明を求めます。京都府立大学の川瀬教授に直接交付について分析してもらいました。「名護市の頭越しに任意団体へ予算配分するのは思想・信条による差別というべきであり、民主主義社会における公的資金の使途の決め方としてあるまじき方式である。地方自治を破壊しようとしている。」と述べています。政府の久辺三区への直接交付について改めて市長の見解を聞きたいと思います。この資料を皆さん見ていただきたいと思いますが、後で説明があると思うんですが、辺野古に対して、この概要というのがあるんですが、これはさきに一般質問で川野議員からかなり詳しくこの点でやられましたので、既にご承知と思うんですが、久辺三区にはこの中でもこれから説明いただきたいと思うんですが、財政支出というのは、他の地域に比しても劣らない十分な事業も、きょうの資料にありますように、稲嶺市長は頑張っていらっしゃるということが言えるのではないかと思うんです。そういった点で説明を簡潔に、数字掲示だけをやっていただきたい。要旨(2)久志地域に予定している老人ホームの進捗状況、久辺三区の生活排水処理事業の進捗状況の説明を求めます。これはなぜこの質問をするかというのは根拠があるんです。というのは、久辺三区において、私たちも非常にこの檀上から何度かおわびもしまして、名護市に合併されてから、中央である市街地にはいろんな施設があるんですが、羽地、屋我地、屋部、久志と比較しましても、久志の地域における施設等について、いろいろと不十分な面があるのではないかと。わけても下水道の問題については、生活排水の問題については非常に切実な問題として久辺の三区の皆さんあるんです。ところが本当に久辺三区の人たちの願っておられることを実現しようと、さきの市政はやったのかというと、そうではなかった。新基地建設の下水を豊原に持ってきて、74億円でこれに久辺三区をつなぐというまさに新基地建設と一緒にやろうという話。そうしたら計算してみたら、各区からの負担が高いからだめだとぽちゃんになる。そのときには末松さんが先頭になってやったんです。末松さん、現在の県議。先頭になって。こういう状況下にあって、私は一般質問でも取り上げてきて、宜野座方式はどうかなと、一日も早く久辺三区の皆さんの生活排水の不便を解決すべきだということを申し上げてまいりました。しかし、その結果、名護市も非常に積極的にこの問題に取り組んで、やっと実現の目鼻がついたように伺っております。この説明をしていただきたい。それともう1つは、老人ホームのことなんですが、久辺三区の皆さんも老人ホームがこの地域の人口に対しても久志10区、三共も入れて、そういった点で近い地域に老人ホームがないという環境がありまして、それについても久志区の総会において、農振地域を解除して、そしてそこにつくるということをやってきているわけです。これが具体的にどうなっているのかということを区民の皆さんからも聞かれますので、具体的に簡潔に答えていただきたいと思います。質問の事項5、キャンプ・シュワーブ周辺文化財について。これは資料をお願いしました。要旨(1)平成28年4月20日県教育委員会は、その後の調査でキャンプ・シュワーブの碇石が発見された周辺を「長崎兼久遺物散布地」と認定されました。議会に資料を提出し説明してください。今年度の文化財調査と今後について伺います。質問の事項6は機動隊の過剰防衛についてです。要旨(1)8月22日高江に向かう途中、名護市民が機動隊によって、右手小指第一関節内側を5針縫うけがを負いました。87歳になられる名護市民であります。翁長知事も高江における機動隊の行為は過剰防衛と表明されています。稲嶺市長の見解を伺います。この過剰防衛というのはどういうことかと。ただ、その機動隊がやっていることが過剰だということではないんです。どういうことかというと名護警察署も責任あります。この前、名護警察署を入り口のほうからマイクで署長に抗議したんですが、皆さん。新聞に逮捕された、逮捕されたと載っているでしょう。先週3人逮捕されたんですが、全部起訴されない。二、三日、1日、2日したら、もうこれで釈放される。だから言いました。これほど名護警察署がことごとく起訴に至らないような逮捕をすることは、これはどういう意味があるんですかと。いわゆる警察は今回のけがをされたことについて、ご承知のように社説にも出ているんです。それから高江、あるいは我々の辺野古において行われていることについても、有識者からいろんな面からの指摘があるんです。特に今日における高江での状況というのは、ご承知のように、500人の他府県の機動隊が来たと。しかも応援を頼んだのは沖縄県公安委員会だというにもかかわらず、新聞で明らかになりましたように、沖縄県の公安委員会が要請する前に警察庁が各都道府県に協力しなさいと文書を出しているんです。もう沖縄県の公安委員会であってもなくても構わない。やっていることは全て無茶苦茶で、警察が今や不法、不当、違法、無茶苦茶な暴力をやっているんです。ちなみに先日、大阪の山口組に対する対応として500人の機動隊を全国から集めているんです。我々県民の抗議に対して500人の機動隊を呼んで無茶苦茶なことをする。これは本土でやらないことを沖縄でやっているんです。しかもやっていることは皆さん、ヘリコプターで機材を運ぶ、自衛隊が入ってくる。機動隊の装甲車に作業員を乗せる。警察は不平不当です。公平です。公正です。これが憲法に基づいてやる。警察が作業の手助けをするようなことは違法なんです。こんなでたらめなことは沖縄でしかやらない。まさに沖縄は差別されているということを我々議員たるものは市民にかわって強く声を出して抗議しなければいけないのではないか。これほどひどい仕打ちはない。ですから私は警察の門の前からマイクで、署長はもう名護警察署から去りなさい、必要ない。何をやっているか。日常的に安心・安全な社会を守るのが警察であり、正義で働くのが警察官ではないか。それが何かと今は。全て逆ではないか。憲法に基づいてしっかり表現の自由をしようものなら、これに対して今のようなけがをさせる。いいですか、皆さん、車椅子に乗っているおばあちゃんがつかまえている、ここをぼーんとやったために、中が5針切れた。それだけなんですよ。ここをたたいたときに指の跡がそのままついているんです、真っ赤に。このやられた方がおっしゃるには、戦争で壕で火炎瓶でやられたときに、弟を守るためにお母さんと二人で肩を丸くしたら、背中は全部火炎瓶でやられたと。背中の皮膚はどろどろになってしまった。あのときは耐えられたけれども、今回の小指の痛さはこんなに痛いとは思わなかったと、病院から出ておっしゃったんです。87歳になるおばあちゃんです。若い機動隊が来て、ぼーんと手をやっているんです、今。皆さん行って見てください。全部非暴力です、この闘いは。20年間非暴力。誰も暴力的なことをやらないんです。私も去年9月26日に救急車で機動隊によってやられまして、機動隊が救急車を呼んだんです。これほど乱暴で、先日、国頭村のほうにまいりまして、現場を見に行きましたら、神奈川県警のパトカーに囲まれまして、おりてきて、何をしているんですかと言うんです。私はあなた方に答える必要はないだろうと。いや、答えてほしいというから、じゃあ身分証明を出せと言うから出しまして、皆さんが来るときに、ここで反対運動をしたら暴力的な過激派の方だろうと教わって来たんですかと、そうだと。沖縄県民はあの新聞に出たように、犯罪者扱いしているではないですか、公安委員会も文書で。私は犯罪者ですか。名護市民の代表なんです。多くの皆さんが定年退職で、あるいは若者たちも中南部、那覇からみんな自費で来ているんです。これをまた7,000円もらっているとか、2万円もらっているとか、無茶苦茶なでたらめな宣伝をして、右翼なんかがやっているんです。これほど沖縄県民を愚弄することはないんです。ですから賛成、反対というのはあるんでしょう。それはあるんでしょう。しかしながら、今やられていることについて、正義の立場から警察官がこういう行為をするのはだめだということを、名護市の議員としても我々の辺野古に対してこうしているし、やんばるに対してもこうしている。私は今、連日、朝6時から比地橋のたもと、やんばるの採石場からおりてくるダンプに対して、抗議行動をしてやるんですが、通る人たちに訴えているんです。ただ一言です。やんばるの森を守りましょう。それだけはずっと2時間繰り返している。すごいですね、村民の皆さんも、通る人が手を振るんです、みんな。県民はみな怒っているんです。我々が選挙でこうするのとは違う。本当にみんな手を振って応えてくれるんです。ただそれだけです、言葉は。やんばるの森を守りましょう。これだけを2時間しゃべっているんです、ハンドマイクで。こういう県民の思いを、我々の山です、沖縄です。しかも15日には環境庁が国立公園に指定したんです。そこの山を壊しているのに、我々はやんばるの観光から考えても、中南部の皆さん、観光客の皆さんもやんばるの緑を見に行くんです。破壊させてどうなるんですか。もうすぐに台風が来たら赤土が水瓶に流れるのは必至なんです。やめなさいと一言言えないで、何が我々正義なんですか。だめなのはだめと、どう思われてもだめなものはだめという勇気と正義感を持たないといけないのではないか。これを私は警察にずっと言っているんです。警察官に対しても。だからそういったことを許さない名護市の意思表示も必要ではないか。東村も国頭村も大宜味村も村議会で今このやんばるを守るという決議をしようということで、みんな頑張っていらっしゃいます。名護市もお互い終わるまで議論をして、全会一致で、本当にやんばるの森を守ると。賛成の方は賛成と言えばいいんです。しかしながら、こういう形で善良な非暴力の県民を暴力的にやるというのは許してならない。子や孫に皆さん言えますか、警察官がこんなしているということを議員として言えますか、説明。許さないと子どもさんが言ったときに、そうだなと言えますか。一緒にやりましょうよ。沖縄県民の人権を守る、民主主義を守る、日本の民主主義です。こういう状況にあるのではないかと思うんです。したがって、我々市議会もこういう意思表示をしていくということが大事ではないかと思います。それでは市のご回答、時間も余りないようですから簡潔にお願いします。 ○屋比久稔(議長) 市当局の答弁を求めます。稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) 大城敬人議員の一般質問、事項1の要旨(1)についてお答えをいたします。敬人議員がおっしゃるように、このたびの訴訟では知事が証人の申請をぜひ名護市長もやってほしい。そのほかも含めて、8人の申請をしたんですけれども、認められませんでした。これについては本当に残念です。と申しますのもやはり裁判という法廷での審議を尽くすには、やはりその事件の背景となる事柄について裁判官自ら検証する、調査をする。あるいはまたそのことによって判決を導き出す。そういうようなことがやはり求められると思います。今回の場合は、そういう背景というものをほとんど考慮せずにというか、あるいは知らずになのかわかりませんけれども、判決の内容を見ると、国の主張をなぞるような内容になっていると。そのようなことになっておりました。専門家の皆さん、あるいは名護市長も辺野古を抱える自治体の当事者として、一人として、あるいはまたその他環境部門等も含めて、専門家の皆さんの意見、あるいは知見を聞き取って、そして判断の材料にすべきだと思うんですが、今回は審議期間も本当に短く、それで本当に公平な判断が出せるのだろうかと我々は非常に危惧をしておりましたけれども、結果ははからずもといいましょうか、あるいはやはりというか、国の言い分ばかりが全面に出て、裁判所が自ら判断をした、という跡がないのではないかというくらい、その結果についてはとても不満だけが残る内容となりました。それから次の事項2の要旨(3)と(4)についてのものです。これはIUCNについてですが、これはこれまでもお話を申し上げました。(3)、(4)は内容が大体同じようなものですので、(4)のほうのやんばるの森を守ることについてということがありましたけれども、これも先ほどもこのパンフレットを持ってまいりました(パンフレット提示)。パンフレットをあげると、裏には全てやんばるの森に住んでいる動物たちのものが載っています。ここが大浦湾、海です。山と海。その海は山の自然、あるいはそういう恵みを受けて大浦湾も生物多様性というものを保っているんです。そういう意味では、非常に関連した自然を守るという意味のところでは非常に関連したものでありますと。しかも国の公園に指定もされるということがあるわけですけれども、その森林の半分ぐらいはまた米軍の施設、基地として囲われていると。そういうところでのノグチゲラであったり、ヤンバルクイナであったりという生物たちが本当に安心してといいましょうか、良好な条件、環境で生活できるということではないのではないかということを関連づけてお話をしてまいりました。あとの事項、あるいは要旨等についてはまた参事にもお答えさせます。事項6の機動隊の過剰防衛についてということでございますが、新聞報道等、あるいはテレビ等、いろんな形での報道で県民の皆さんもよくご存じかと思いますけれども、敬人議員がおっしゃっていましたように、抗議する人たち、皆さんは本当に非暴力の抗議というのを徹底して、これまでやってきました。これは実は今回の辺野古、あるいは高江だけではなくて、沖縄県民がこれまでいろんな形で抗議行動をしてきたそのもの、それを全てが非暴力という形でこれまでもやってきたんです。これがやはり沖縄県民の行動といいましょうか、反対の意思を示すあれは、これが沖縄の人たちの抗議行動に対するといいましょうか、それを進めていく。あるいはそれをずっとこれまでも続けてこれたというのは、非暴力ということを貫いてきたからだと思うんです。そういう中で、強制排除をする。先ほどは海上保安庁の羽交い絞めのものだとか、写真でもちょっと紹介しましたが、似たような状況が行われている。あるいはまた、国道を封鎖して住民の生活、日常生活も混乱におとしめること等があることについては、強い憤りを覚えるものであります。それから要旨(2)のパトロールのために全国から集められた職員が高江の警備に配備されたということですが、これについても報道等であります。もし本当にそれが事実として、そういうことが行われているというならば、島袋さん事件の後、夜間のパトロールを強化するといった県民への約束は一体何だったのかと言わざるを得ないと思います。こういうふうに目的外に、あるいは権力を振りかざしてやるということについては、県民もまた到底納得いくものではないし、許されることでもないと思います。このような状況が本当に他府県でも行われるかということを考えると、そこに我々はやはり差別されているのだということを改めて感じてしまうと思います。 ○屋比久稔(議長) 仲宗根勤 企画部参事。 ◎仲宗根勤(企画部参事) 私のほうからは事項の2、要旨の(1)、(2)についてお答えします。要旨(1)LCden値に関する質問については、前回の6月議会でも答弁をしましたとおり、名護市が記録している実測値は80デシベル以上の騒音であり、それからLCden値を算定すると80デシベル以下の騒音が反映されません。LCden値を算定する際には、測定地域の暗騒音を10デシベル上回るものを騒音として評価します。本市が設置している測定器によると、久辺三区の暗騒音は平均して50から60デシベル程度であることから、60から70デシベル以上が対象騒音となります。加えて久辺三区の上空は米軍機、主に輸送機が頻繁に飛行するため、その騒音も現在の60から70デシベルの暗騒音から除く必要があると考えております。よって、市が測定した実測値から直接LCden値を解析すると、実際の値より過小となることから正確なLCden値を算定するためには、防衛省が県外の演習場周辺に設置している砲撃音自動測定装置をキャンプ・シュワーブ演習場周辺にも設置するよう、沖縄防衛局へ求めていきたいと考えております。続いて要旨(2)についてお答えします。三共地域の航空機騒音を含むキャンプ・シュワーブ演習場に起因する米軍の訓練について、市は市民生活を脅かす非常に重大な問題であると認識しており、これまで何度も訓練の即時中止を沖縄防衛局へ要請しております。また被害状況については、基地被害110番など、苦情があるたびに防衛局に対して申し入れを行っているところであります。さらに先日、沖縄防衛局が来訪した際に、米軍がどのような措置を行ったのかについて回答するよう伝えたところであります。環境アセスの問題についても市はさまざまな疑義や問題があることを名護市長意見などで訴えてまいりました。しかし、議員もご存じのように、政府はこれらを全く顧みることなく、「辺野古が唯一」と呪文のように唱える思考停止状態となっております。市といたしましては、今後も市民からの苦情について、その都度適切に対応していきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) それでは私のほうからは質問の事項3、質問の事項4の久辺三区への財政支出についてお答えいたします。まず初めに、事項3の要旨(1)について、平成25年9月6日に沖縄防衛局長よりキャンプ・ハンセンの一部と東シナ海側斜面の一部の返還の見通しについての通知を受け、平成26年5月27日に返還土地約162ヘクタールのうち、平成26年6月30日づけで第一段階返還部分となる幸喜区の約55ヘクタールの一部の土地の返還の通知を受け、賃貸借契約の一部が解除となりました。引き渡しについては、沖縄県における駐留軍用地跡地の有効かつ適切な利用の推進に関する特別措置法第8条第7項に規定される支障の除去に関する措置を講じるため、保留となっておりましたが、平成28年8月31日、返還財産受領書及び返還財産引渡調書を提出し、返還確定となりました。また返還予定の喜瀬区及び許田区においては、第二段階返還部分となる107ヘクタールのうち市有地93.8ヘクタール、喜瀬区有地の5.2ヘクタール、個人有地の7.9ヘクタールが平成29年6月30日返還期限となっており、支障除去期間を経て返還確定となる予定でございます。幸喜区の賃貸借料については、平成26年6月30日まではこれまでどおり賃貸借料を受け、一部土地返還部分においては平成26年7月1日から平成28年3月31日までは年度別に支障除去期間補償金が交付されております。詳細については、平成26年度分の支障除去期間補償金は1,510万2,867円、平成27年度分の支障除去期間補償金は2,024万7,795円を幸喜区へ交付しております。なお、平成28年度分については沖縄防衛局からの通知の後、交付決定となる予定でございます。続きまして、事項の4の要旨(1)財政支出について。久辺三区における軍用地料、基金、事業費等の年度別、事業別、地域別の財政支出につきましては、平成22年度から平成27年度までの6年間分を資料として提出しておりますので、お目通しをお願いします。内容なんですが、6年間の合計額は事業費が久志区で16億3,290万9,000円、豊原区で31億5,952万円、辺野古区で1億1,309万9,000円、合計で49億552万8,000円となっております。分収金は軍用地料等の配分金でございますけれども、久志区で13億4,007万6,000円、豊原区で2億5,472万8,000円、辺野古区で12億7,103万7,000円、合計28億6,584万1,000円となっております。次に再編交付金基金は久志区で3,994万7,000円、豊原区で4,620万6,000円、辺野古区で6,996万6,000円、合計1億5,611万9,000円となっております。事業費、分収金、再編交付金基金の合計では79億2,748万8,000円となっております。年度ごとの金額については、お配りしてある資料を確認をお願いしたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 金城進 企画部長。 ◎金城進(企画部長) 私のほうからは質問の事項4、要旨(1)久辺三区への直接交付金についてお答えいたします。先日の仲村善幸議員への答弁と重複する部分もございますが、ご了承ください。再編関連特別地域支援事業補助金、いわゆる直接交付金につきましては、これまでにも答弁してきておりますが、地方自治体の名護市を通さずに直接区へ交付されるものであり、補助金交付要項第1条にも明記されているように、駐留軍等の再編が実施されることを前提とした地域づくりを行う場合に発効するものとなっていることから、これまで名護市で培われてきた住民が主体となった地域づくりの取り組みを停滞させるものであると懸念しております。何よりも地方自治法第1条に掲げられた地方自治の趣旨に反するものであり、また国が積極的に推進している地方分権のあるべき姿に逆行する問題のある制度であると考えております。 ○屋比久稔(議長) 野原健伸 市民福祉部長。 ◎野原健伸(市民福祉部長) それでは私のほうからは事項の4、要旨(2)久志地域に予定している老人ホームの進捗状況ということでお答えいたします。当該施設の設置につきましては、沖縄県の施設整備基金事業補助金等を活用した整備を字久志区に予定をしております。施設の形態としましては、名護市が指定を行う「地域密着型特別養護老人ホーム」としまして、平成29年度完成を予定しているところであります。現在の進捗状況としましては、ことし10月ごろをめどに基本設計の調整を終えまして、年度内で実施設計まで完了するというスケジュールで設置法人等との調整を進めているところであります。ただ、建設予定地が農業振興地域であるというようなこともございまして、農用地転用や開発行為の許可、さらには施設予定地と国道との間にある県所有地の使用許可申請、下水道やライフラインの延長等の調整、多くのクリアすべき課題があるということで、平成28年度中にはその諸課題の解決と施設の実施設計までの完了に向けて努力をしていきたいと考えております。施設の概要としましては、地域密着型特別養護老人ホーム、こちらは定員が29人ということでございます。2階建てで総床面積を1,800平方メートルから2,000平方メートル、それからそのほかに短期入所介護、ショートステイや通所介護、デイサービスの事業が行える。そういった機能を持った施設の整備を予定しているというところであります。 ○屋比久稔(議長) 伊佐嘉巳 水道部長。 ◎伊佐嘉巳(水道部長) 同じく私のほうからは事項の4、要旨(2)の久辺三区の生活排水処理事業の進捗についてお答えします。平成26年度より沖縄汚水再生美ら水プラン、第3回目の見直しが始まっております。このプランに基づき、県と市町村が適切な役割分担をして、計画的に下水道整備を進めてまいります。今回は農林水産省、国土交通省、環境省、3省による統一の汚水処理システム構築に向けた都道府県構想策定マニュアルが策定され、汚水処理施設の有する特性や経済性を総合的に勘案し、効率的かつ適正な整備、運営管理手法を選定した上で、都道府県計画を策定することが求められています。本市の見直しに際しては、久辺三区の水処理、排水処理につきましては、これまで国土交通省の特定環境保全公共下水道事業で整備を予定しておりましたが、都道府県構想策定マニュアルに基づき、農林水産省の農業集落排水整備事業に変更し、10年以内の整備計画を取りまとめ、平成27年10月に県へ提案しております。なお、県において、沖縄県全体の沖縄県下水道等整備構想の取りまとめ、平成28年8月に沖縄汚水再生美ら水プラン2016として策定が完了しております。本市はそのプランに基づいて、次年度から生活排水処理施設整備事業の調整を行う予定となっております。以上です。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) それでは私のほうから質問の事項5、質問の要旨(1)についてお答えをいたします。キャンプ・シュワーブ内の文化財調査につきましては、お手元に配付しております資料をごらんいただきたいと思います。「長崎兼久遺物散布地」の遺跡範囲は、辺野古崎の陸域と海岸を含む区域となっており、範囲内には碇石の発見地点も含まれております。踏査によって海岸で発見された土器、石器等は陸域を出所としている可能性があることから、海岸と陸域を同一範囲と捉え、海岸の土器、石器等を発見した範囲及び試掘調査にて遺物包含層を確認した範囲を散布地と判断しております。既に発見され、隣接している大又遺跡と遺物の年代が異なるため、新たな遺跡と判断をしているところであります。それを受け、沖縄県教育委員会は遺物包含層及び遺物を確認していること、遺跡の範囲は遺物包含層を確認した範囲及び遺物を確認した範囲を合わせた範囲として、散布地として判断し、新規の埋蔵文化財として認定をしております。今年度の文化財調査は平成27年度に引き続き、文化庁の国庫補助事業において、文化財の確認調査を継続し、実施しており、調査期間は来年2月までと予定をしております。また現在、実施中の調査は予備調査に当たり、周知の埋蔵文化財と新規の埋蔵文化財につきましては、既に遺跡の存在が確認されているため、遺跡の取り扱いの協議が必要となってくるものと考えております。 ○屋比久稔(議長) 21番 大城敬人議員。 ◆21番(大城敬人議員) 再質問をさせていただきます。基地に関連してですが、先ほどお答えがありましたように、まず1番のほうで企画部参事にお伺いしますが、これまで繰り返しお尋ねしたんです。そのお尋ねした結果も同じ回答がありました。ところで市として、いわゆる自衛隊が音の計算をする細部要領に基づく数式で計算したことがあるんでしょうか。というのはどういうことか、私は3月の一般質問でも琉球大学の音の専門家である渡嘉敷先生に調査をしてもらいまして、この騒音についての分析と計算をしてもらいまして、豊原での測定を計算すると、2015年2月10日がLCdenが80.78で、81に接近しているということを議会でも紹介しました。今回、さらに6月議会の答弁を先生にお見せして、どうなのかとお伺いしました。LCdenにとって影響が大きくなるのは、観測される音の回数、音の大きさ、音の発生する時間帯です。特に音の大きさと時間帯による影響は10デシベル加算がありますという形で、言っておられる数値の中で、今、お渡ししているように、50とか、60とか、70段位のこれがあったとしても、これはさほどLCdenについては影響は小さいということを言っているんです。お宅のおっしゃっている答弁が、この専門家からすると計算できないのではなくてできるんだと。大きければ大きいほどいいんだということで、ここに2枚目にちゃんとしているんです。どういうふうに言っているかというと、いわゆる100デシベルで100回したものと、80デシベルで100回したものの場合には、LCdenがこんなに違いますと。高いほどいいんだと。お宅の言う暗騒音とか、何とか言っているんですが、いわゆるこれなんです。これは自衛隊の計算式です。これを見たことありますか、これを答えてほしい。もしなければ、12月にもう一度お聞きしますので、やっていただきたい。それから飛行差し止めについてですが、過去県内9大学学長が飛行停止、中止を求める声明を発表したとあります。これほどひどい状況下にあって、名護市が飛行中止を申し入れるのかどうかと非常に重要な問題ですが、検討されるのかどうか、お答えいただきたいと思いますが、いかがですか。 ○屋比久稔(議長) 仲宗根勤 企画部参事。 ◎仲宗根勤(企画部参事) 計算資料なんですが、これはせんだっての議会でもそのような計算資料等については認識していると。もう一つは、やはりLCden値に変換する場合には、一番重要なのは要素が3つありまして、1つは音の回数、それから音の大きさ、それから時間帯ということで、この音の種類の3つの要素については、我々としては音の大きさそのものに、うちの測定器で取り出す範囲が限定された範囲であるから、LCden値に直接求めることが難しいという返事をしております。答弁をしています。その中でもっと詳しくやるためには、やはりそういった同種類の測定値を扱う要領に基づいた時間帯、それから大きさ、回数、その3つについて正確な数字を捉えてやらなければいけないという観点から、そのような答弁をしております。それから飛行停止については、やはりこれは毎回いろんな苦情がありまして、そのことについて防衛局には名護市長名で要請をしております。今回のことについても住民からの要望があれば対応していきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 暫時休憩いたします。休 憩(午後0時10分) (市当局に対する苦言)再 開(午後0時11分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。21番 大城敬人議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後0時11分) 再 開(午後1時30分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。7番 宮里尚議員、一般質問を許します。 ◆7番(宮里尚議員) 皆さん、こんにちは。ただいま議長のお許しを得ましたので、7番、礎之会、宮里尚、一般質問をさせていただきます。質問の事項1、林務行政について。質問の要旨(1)ことしから新しい祝日として8月11日が「山の日」に制定され、山や自然に親しむことが目的で、県内で登山やボルダリングのファンが増えることが予想されます。本市には東側に標高383メートルの多野岳、そして345メートルの名護岳、西側に452メートルの嘉津宇岳、そしてその隣に432メートルの安和岳等の天然の山があります。本市の豊かな自然を体験し、多くの人に山のよさを知っていただきたい。したがいまして、名護市管理林道の名護岳林道、楚久雨志川林道、番越林道の現況と維持管理はどうなっておりますか。質問の事項2、消防行政について。質問の要旨(1)毎年9月9日は「救急の日」ですが、消防を取り巻く情勢も近年、本市においては高齢者の増加、本土からの観光客の増加、災害の複雑多様化している中、救急業務も多様なニーズが求められておりますが、本市の救急医療及び救急業務の概要と現状について説明をお願いいたします。質問の事項3、防災対策について。質問の要旨(1)名護市地域防災計画についてお伺いします。ア 名護市地域防災計画は、平成25年3月に第3回目の修正が行われ、発行されておりますが、主な修正ポイントについて教えていただきたい。イ 沖縄県は地震が少ないというイメージがありますが、実はそうではないようです。沖縄気象台の地震火山課の報告によれば、去年、2015年の1年間における地震は、体に感じた小さいものまで含めて1万5,000回余の報告がございます。そのうち77回が震度1以上の揺れを感じた地震で、沖縄県は全国で16番目に多い数であると言われております。県内では今、活断層がわかっているのは宮古島の断層帯、島を南北に通る宮古島断層帯、西部と中部の2断層帯が確認されております。国の想定ですと、最大でマグニチュード7.2の地震が起きると想定されております。この規模の地震が起きた場合ですと、揺れの強さというのは、震度6強とされております。これまで宮古島での大きな地震については、記録が残っておりませんが、いつ起こってもおかしくないと言われております。沖縄近海でマグニチュード6クラスの地震が発生した場合には、震度5弱以上の揺れがあるので、十分に注意が必要とのことであります。沖縄近海においても近い将来、津波の発生が懸念されておりまして、港、城区は全面が海に面し、周囲は海抜3メートルの土地が広がっております。そこで東日本大震災から学ぶことの一つが津波避難施設であります。名護市津波ハザードマップを拝見しても、両区の周辺には津波避難ビル等がございません。港・城地域への津波避難施設建設について、市はどのように考えているのか見解をお伺いします。質問の事項4、福祉行政について。長引く不況や少子高齢化社会を反映して、生活保護を利用する人は近年増えていると伺っておりますが、質問の要旨(1)生活保護受給について伺います。ア どのような場合に利用できますか。イ 利用するにはどうすればいいのですか。ウ 生活保護受給状況について教えてください。質問の事項5、道路行政について。質問の要旨(1)モクザ線の整備計画についてお伺いします。質問の事項6、名護葬斎場について。質問の要旨(1)本市には名護葬斎場のほかに2社ありますが、同葬斎場待合室の壁、天井板の色あせ、トイレタンクのペイントの剥がれ等が利用者から違和感の声が上がっております。同葬斎場は市民が利用する施設の中でも特別な施設であると認識しておりますが、環境にやさしく、衛生的で高齢者や体の不自由な方々の利用者ニーズに応えられるように最善の努力を図っていただきたいと思います。二次質問につきましては、自席から行いますので、よろしくお願いいたします。 ○屋比久稔(議長) 市当局の答弁を求めます。祖慶実季 産業部長。 ◎祖慶実季(産業部長) それでは質問の事項1、林務行政。要旨(1)名護市管理の林道についてお答えします。まずアの名護岳林道は県道18号線を起点とし、名護中央公園を終点とする延長3,548.2メートル、利用区域内森林面積133ヘクタールで、次にイの楚久雨志川林道は県道18号線側を起点とし、国道331号大浦付近を終点とする延長5,513メートル、利用区域内森林面積308ヘクタール、またウの番越林道は県道18号線を起点とし、瀬嵩林道との接道部分を終点とする延長4,709.3メートル、利用区域内森林面積187ヘクタールとなっています。維持管理に関しましては、定期的な林道パトロールを行い、必要に応じて除草作業などを公益社団法人名護市シルバー人材センターに業務委託して実施しております。 ○屋比久稔(議長) 照屋秀裕 消防長。 ◎照屋秀裕(消防長) 私のほうからは事項の2、要旨(1)救急医療及び救急業務の概要と現状についてお答えいたします。救急医療は軽傷患者を受け入れる初期救急医療体制、入院の必要な患者等を受け入れる二次救急医療体制、重篤な患者等を受け入れる三次救急医療体制があります。名護市は二次救急医療体制が確立されており、県立北部病院、北部地区医師会病院、北部地区医師会附属病院の3カ所の二次救急医療体制の救急告示病院が救急患者の受け入れ、救急救命士の病院実習と北部の救急医療を担っていただいております。名護市消防本部の平成27年度中の全出動件数は3,467件、うち火災出動は39件。救助・警戒等、その他出動261件、救急出動が3,167件で全出動件数の91%を占めております。救急件数は10年前の平成18年度と比較すると約30%の増となっており、平成27年の救急搬送のうち高齢者の占める割合は50.8%となっており、毎年増加傾向にあります。名護市の救急業務の特徴といたしましては、転院搬送、これは病院間の救急搬送ですけれども、それの割合が約11%となっており、全国では8.3%、沖縄県では8.29%と、それに比べ高いことが挙げられます。要因として北部の中核都市である名護市に病院が集中していること、名護市から県立中部病院等への搬送が多いことが挙げられます。この救急業務を担う救急隊の配備状況でございますけれども、本署のほうに2隊、久志出張所に1隊の計3隊の配備となっております。救急隊には常時1名以上の救急救命士が搭乗できる救命士運用体制がとられているところであります。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) それでは私のほうからは質問の事項3、防災対策についてお答えいたします。まず初めに、要旨(1)のアについて。市町村の地域防災計画は国の防災基本計画及び沖縄県地域防災計画に沿った形で策定することから、これらに修正があった場合には、名護市地域防災計画にも検討を加える必要が生じます。名護市地域防災計画は昭和55年8月に作成され、これまで3回の修正を実施しております。議員ご指摘の第3回の修正については、平成24年3月沖縄県地域防災計画の修正を受け、平成25年3月に修正を行っております。その修正の主なポイントとしましては3点ほどあります。まず1点目に、前計画です。これは平成16年3月につくられたものですけれども、それ以降の国等の主な防災対策に伴う改正、2点目に、東日本大震災を踏まえた地震・津波対策の強化、3点目に、市、国、県防災関係機関の名称、組織体制、事務内容の変更に合わせた修正、以上の3点を柱に修正を行っております。今後においても国や県の計画の修正、あるいは法の改正等が生じた場合には、その都度、市の地域防災計画の内容を検討し、修正を重ねていくということになると考えております。続きまして、要旨(1)のイについて。平成24年度から平成26年度にかけて取り組みました「行政区版ハザードマップ」の作成過程において、各区より津波発生時における一時避難場所候補地を聴取しております。その候補地を沖縄県が作成した津波浸水予測図や土砂災害警戒区域等と照らし合わせ、避難場所としての適否を判断し、適切な場所については避難場所の指定を行い、ハザードマップに記載し、市民への周知に取り組んでいるところでございます。ご質問にありました港・城区につきましては、区全体が津波浸水想定地域内となっており、適切な避難場所の設定が困難な状況となっております。名護市はこれまで津波避難施設としての既存の公共施設、ホテル等を内閣府で作成した「津波避難ビル等に係るガイドライン」に沿って指定を行ってきており、両区についての津波避難施設の建設については、平常時の利活用の検討、財政的な検討等の課題がありますので、それらを整理をしていきたいと考えております。なお、港区に立地する名護市民会館の屋上部分が津波避難施設として活用できないか検討しているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 野原健伸 市民福祉部長。 ◎野原健伸(市民福祉部長) それでは私のほうからは事項の4、要旨(1)のアからウについてお答えしたいと思います。まず要旨(1)アについてでございますが、生活保護制度は、病気やけがなどの何らかの理由により生活に困窮している家庭で、あらゆる手だてを講じてもなお、これは憲法第25条の「健康で文化的な最低限度の生活」を送ることができない場合、家族全員が生活を支えるためにあらゆる努力をして、それでもなお生活ができないとき初めて受ける、利用することができる制度となっております。その場合は足りないところを補っていくとともに、1日も早く自分たちの力やほかの方法で生活することができるように手助けをしていく制度となっております。次にイについてお答えいたします。生活保護の相談、申請は、現在、福祉事務所社会福祉課保護係のほうで行っております。生活保護を受ける場合は原則といたしまして、保護を要する本人、扶養義務者、また同居の親族による手続きが必要となっておりますが、本人が来所困難な場合で扶養義務者等の申請手続きが大変困難であるといった場合には、相談員の訪問による相談等も可能となっております。最後にウについてお答えいたします。平成28年8月末現在の被保護世帯は1,103世帯、被保護人員は1,480人、保護率にしますと23.72パーミルとなっており、これは平成27年4月時点と比較いたしますと、被保護世帯数では微増ということでございますが、被保護人員、それと被保護率ではわずかながら減といった状況となっております。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) それでは質問の事項5の要旨(1)について答弁をいたします。市道モクザ線は平成25年度から平成30年度までを事業期間として現在取り組んでいるところでございます。事業区間としては、市道モクザ線1,480メートルのうち起点側の主に家屋が張りついている500メートルの区間と、市道モクザ名桜線500メートルの計1,000メートルを事業対象区間とし、県道名護本部線から市道名桜大学線までの道路幅員6メートルで整備するものでございます。平成25年度は実施設計、平成26年度以降は用地測量、物件調査及び用地取得に取り組んでいるところでございますが、今年度から県道側から延長350メートルの工事に着手し、平成30年度に事業を完了する予定となっております。 ○屋比久稔(議長) 金城進 企画部長。 ◎金城進(企画部長) 私のほうから質問事項6、要旨(1)についてお答えいたします。名護市葬斎場は昭和55年7月に完成し、36年が経過する中で劣化が進んだ部分もあることから、必要な修繕等を施して維持管理しながら運営を行っております。葬斎場の待合室につきましては、火葬炉が3炉あることから、8畳間が3室設置されており、平成25年度にエアコンの修繕、平成27年度に畳と障子の張りかえを行っております。またトイレにつきましては、既設トイレには多少の段差があったり、老朽化が著しいことから、今年度、多目的トイレを含むトイレの新設に向けて現在、建築設計作業を進めているところでございます。葬斎場は市民が利用する施設の中でも多様な年齢層への配慮が必要な施設であることから火葬設備、待合室、トイレ、斎場ホールなどの施設についても必要な修繕を施しつつ、利用者ニーズに応えていきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員。 ◆7番(宮里尚議員) それでは二次質問をさせていただきます。質問事項の1、林務行政について。県立名護青年の家体育館の東側から名護岳登山道があるんですが、その登山道から林道名護岳線に抜ける区間の遊歩道ですか、この維持管理についてお伺いします。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 産業部長。 ◎祖慶実季(産業部長) それではお答えします。名護岳林道につきましては県が整備しておりまして、県のほうから沖縄県立名護青年の家の指定管理者に指定されている一般社団法人沖縄美ら島財団が管理しております。既存の登山道につきましては、階段状の整備がされ、登山ルートとして設定されておりますが、県及び美ら島財団からは今後の新たな整備の計画はないと伺っております。なお、既存の登山道に不具合があるようでしたら、管理者のほうに情報の提供をするなど調整を図ってまいりたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員。 ◆7番(宮里尚議員) 管理者である沖縄県によろしくお願いします。それから質問事項の2について、先ほどの答弁で消防長は救急件数は10年前に比べて約30%増加しているとのことですが、同時に複数の出動件数と、それから市外への搬送は年間何件程度あるのか、それから救急業務1件の出動に要する時間、それと経費はどのぐらいかかるのかお伺いします。 ○屋比久稔(議長) 照屋秀裕 消防長。 ◎照屋秀裕(消防長) 先ほども申し上げましたけれども、平成27年度の出動件数は3,167件ありますけれども、1日平均七、八件、多いときは14件という場合もあります。またお尋ねの2隊同時出動ですけれども、これは782件ございます。なおまた3隊同時出動もありまして、160件3隊が出るということもあります。またさらに予備車というのがあるんですけれども、予備車を含めて4隊同時出動が年間3件ありました。そういう形ですけれども、市外への搬送についても96件という形になっております。また1件の出動に要する時間ですけれども、管内の場合、平均は1時間1分、管外の場合、中部病院とかに行くんですけれども、その場合は2時間11分という時間となっております。 ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員。 ◆7番(宮里尚議員) それから救急車の適正な利用状況についてはいかがなものでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 照屋秀裕 消防長。 ◎照屋秀裕(消防長) 適正利用というのがなかなか難しくて、今、我々も苦慮しているところであります。近年、タクシー行為であるとか、また安易な救急車利用、いわゆるコンビニ利用という形が増えております。緊急性がない要請が増えている状況にあるということを聞いております。そのことによって本当に救急車を必要としている人への対応が遅くなるということが懸念されますけれども、我々としても救急車適正利用については、沖縄県消防長会救急担当課長会議、または北部地区消防連絡協議会救急担当会議、そして北部地区救急医療協議会の中で、救急車の適正利用について協議をしているところですけれども、それぞれの団体で情報を共有しながら、対策を今、検討している状況であります。また全国消防長会では近年の救急出動件数の増加を踏まえた上で、救急車適正利用の普及・啓発について、全国的な普及・啓発が必要ということで、PRポスターを制作して、各本部の救急車等への表示等をして、周知に努めているところですけれども、なかなか適正利用につながっていないという状況があります。 ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員。 ◆7番(宮里尚議員) それであと1点、救急救命士の育成についての考え方をお伺いします。 ○屋比久稔(議長) 照屋秀裕 消防長。 ◎照屋秀裕(消防長) 救急救命士の育成については、平成8年度より救急救命研修所に職員を派遣して、平成24年度までに16名を育成しております。また最近というか、平成16年度から平成26年度までに13名ほど救急救命士の資格を持った皆さんが試験応募してきております。そういった皆さんを採用しております。全体では今、救急救命士29名となっておりまして、消防職員に占める割合43.3%ということで、県内の消防本部としては中ほどの割合となっております。名護市、我々としては救命士の育成については重要であるし、必要であると考えておりますので、今後も計画的に研修の派遣とか、育成に努めてまいりたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員。 ◆7番(宮里尚議員) 次、質問事項の3に入ります。先ほど質問要旨(1)のアで部長は、主な修正ポイントの1点として、東日本大震災を踏まえた地震・津波対策の強化についてと答弁しておりますが、具体的に説明をお願いします。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 防災基本計画上のフォローアップの実施ということと、防災・減災に関する国民運動の展開、それから企業防災の推進のための条件整備、あるいはまた地震速報の本格的な導入などの記述、それからまた沖縄県地域防災計画の修正に伴う地震編、津波編の創設などを行っております。 ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員。 ◆7番(宮里尚議員) 質問要旨(1)のイなんですが、そこでも港、城全域が津波浸水想定区域内となっておりまして、適切な避難場所の設定が困難な状態となっておりますとの答弁ですが、後期高齢者、あるいは障がい者等の災害弱者に対しまして、避難誘導などのさまざまな面で避難場所までの表示がございません。ただあるのは、海抜表示のマークのみでございまして、津波に関するマーク、あるいは表示がございません。そこで津波が発生した場合のシミュレーションをしたことがあるのかお伺いします。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 津波発生時の港区、城区のシミュレーションでありますけれども、これについては県と市も一緒になって実施をしているということでございます。 ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員。 ◆7番(宮里尚議員) 総務部長、これは人命にかかわる大きな問題なんです。皆さんは名護市地域防災計画、それと名護市津波ハザードマップをつくっております。これは2年前につくって、そういうのをやっておかないと、もし万が一、津波が来た場合どう対応するんですか。これと、いまだかつて、先ほど言いましたように、避難ルートの表示がない。防災表示もない。これはどうするんですか、ちょっとまずいのではないですか、答えてください。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 城区、港区の件ですけれども、先ほど答弁しました行政区ごとのハザードマップを作成して、避難施設そのものへの明示看板の設置を進めるということで、今年度から表示をいたします。それから両区については、高台がないということで、城あたりについては今、東江高層住宅が避難ビルに指定されておりますので、そこへの避難、それから港区については屋部土建のビルが指定できないかということで今、検討しております。あわせて市民会館は3階がかなり高いですので、頑丈な施設となっておりますので、そこに避難ができないかということで今、検討しているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員。 ◆7番(宮里尚議員) 今、市民会館を避難場所に検討するということであるんですが、これはいつごろまでに検討できますか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 港区の住民のほうからそういう話があって、我々も今いろいろと検討をしているところではございますが、いつまでということについては今、申し上げられませんけれども、今、港区、城区でどんな状況にあるかということも今、検討中でございまして、先ほど話したような形で市民会館については検討しているところでございますので、いつまでということは今、申し上げられない状況でございます。
    ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員。 ◆7番(宮里尚議員) 城区、港区は津波来襲の危険性の一番高い地域だと考えておりますが、そこにおける津波避難訓練の対応策はどのように考えているのか。これとこれまでに避難訓練をしたことがあるのかお伺いします。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 港区、城区については、避難訓練はしたことがないということでございます。しかし、両区についても自主防災組織を立ち上げられないかということで今、担当の職員たちが区の役員たちといろいろと話はして、進めているような状況でございます。 ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員。 ◆7番(宮里尚議員) 総務部長、大地震が発生した場合の被害は極めて広範、かつ甚大なものとなることが予想されますが、市民への防災対策はどのように対応しているのか、お聞かせ願いたい。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 市民への周知の方法ということなんですけれども、既に全戸に行政区版のハザードマップは配って周知をしております。それから9月は防災月間でありまして、9月に市民のひろばにそういう特集、あるいはまたいろんな防災についての記述も載せて周知を図っているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員。 ◆7番(宮里尚議員) 総務部長、今ここにあるのは名護市津波ハザードマップなんです。これは大東区、港、城区のものですが、そのほかに地域について全戸に配布されているのか、お答えしてください。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) このハザードマップについては、区を通して全区に配布済みということになっております。それ以外に今、自主防災組織ということで、5区がいま立ち上がっておりますけれども、今現在、3区はことし立ち上がると。あとの8区については、役員会等で話をしながら、ほとんどの区について自主防災組織の立ち上げについて話はしております。ですけれども、なかなか区として立ち上げがまだ難しい部分があって、そういうことで、全区に対してそのように担当のほうで防災についてのお話をしているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員。 ◆7番(宮里尚議員) 名護市のハザードマップを見ると、名護市は何件の津波避難ビルと協定を結んでおりますか。またどのぐらいの避難、収容できると想定しておりますか。 ○屋比久稔(議長) 石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) 津波避難ビルの協定なんですけれども、9月現在で10カ所で2,700名の避難が可能ということでございます。 ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員。 ◆7番(宮里尚議員) 市長にお伺いしますが、市民の目線でのまちづくりのために、災害発生時に備えて地域の防災意識を高める活動や防災訓練などを企画、運用する各地域において、防災士の育成に助成制度を検討する考えはないのか、お伺いします。 ○屋比久稔(議長) 山里将雄 副市長。 ◎山里将雄(副市長) 災害については議員ご指摘のとおり、常に備えておく。これは大事なことでありまして、名護市としましてもそれには一生懸命取り組んでいるところでございます。ただ、いま防災士の育成というお話がございましたけれども、これについては我々のほうもまだ検討しているものではございません。もしそれが必要だということがあれば、ぜひ検討もしてみたいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員。 ◆7番(宮里尚議員) 次、質問事項の4、福祉行政について。最低生活水準は家族構成や、あるいは年齢などによって異なると思いますが、標準3人世帯の名護市における生活扶助基準は月にどのぐらいですか、教えてください。 ○屋比久稔(議長) 野原健伸 市民福祉部長。 ◎野原健伸(市民福祉部長) 最低生活基準、水準といいますか、基準ということなんですけれども、こちらについては年齢でありますとか、世帯の人数、例えば障害の程度、世帯の状況ということで、おのおのといいましょうか、基準がそれぞれ違いますので、一概にこの金額だということはなかなか言えないところでありますが、ただ国が定めた生活扶助基準額ということで、その例ということになりますが、例えば高齢者の単身世帯ということで、これは生活扶助のみということになりますが、基準額で月額6万2,960円となります。それから70歳以上の高齢者の夫婦世帯ということでいいますと、こちらも生活扶助の基準で9万2,855円ということになっております。あと親1人、子2人の3人世帯ということでいいますと、16万3,531円、あるいは親2人、子1人の3人世帯と、こちらも生活扶助の基準額で13万8,284円という数字となっております。 ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員。 ◆7番(宮里尚議員) 名護市で生活保護を受給している世帯のうち、65歳以上の高齢者世帯の割合はどのぐらいでしょうか、教えてください。 ○屋比久稔(議長) 野原健伸 市民福祉部長。 ◎野原健伸(市民福祉部長) 先ほどの一次答弁で言いました平成28年8月末ということで、受給者総数が1,480人、そのうち65歳以上の高齢者が583人となっておりまして、割合で言いますと、39.4%を占めております。 ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員。 ◆7番(宮里尚議員) それから市民から生活保護世帯への苦情は寄せられていないのか、お伺いします。 ○屋比久稔(議長) 野原健伸 市民福祉部長。 ◎野原健伸(市民福祉部長) 生活保護世帯への苦情ということでございますけれども、不定期ということになりますけれども、特に匿名ということで、不正受給等の疑いがあるのではないかといった電話でありますとか、また直接来所していただいて、そういった情報の提供ということがあります。その場合ですけれども、内容等をきちんと把握した上で、あるいは聞いた上で実地調査、あるいは聞き取り調査ということを行い、事実である場合には適正な指導を行っているという状況となっております。 ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員。 ◆7番(宮里尚議員) 市民福祉部長。今、社会で問題になっている、他市で生活保護世帯の子どもの奨学資金問題で、他市で係争中でありますが、本市においてはそういう件があるのかないのか、お聞きしたい。 ○屋比久稔(議長) 野原健伸 市民福祉部長。 ◎野原健伸(市民福祉部長) お尋ねの件での係争といいますか、そういった事案についてはございません。 ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員。 ◆7番(宮里尚議員) ありがとうございました。次、質問事項の5、道路行政について。モクザ線の整備計画について、先ほど部長が答弁したように、これは地域の長年の願望でありまして、早急に整備できるように努力してもらいたいと思います。それから質問事項の6ですが、名護葬斎場についてです。名護葬斎場の待合室、それからトイレを拝見して、部長どう思いますか。 ○屋比久稔(議長) 金城進 企画部長。 ◎金城進(企画部長) 先ほど申し上げましたように、築36年が経過している中ではやはり古くなってきている。外観も多少古びてきているという状況であります。トイレにつきましては、特に利用者も不便を来しているということもありますので、今回、新設するということで手当をしているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員。 ◆7番(宮里尚議員) 先ほどの部長答弁で、今年度トイレを新設予定だとの答弁がございましたが、どの場所に新設を予定しているのか。それと新設の概要について教えていただきたい。 ○屋比久稔(議長) 金城進 企画部長。 ◎金城進(企画部長) トイレの整備につきましては、既存のトイレを使いながらの設置になりますので、段差なしとか、雨除けができるようにして、屋外のほうにトイレの整備を予定しております。概要につきましてはRC造の1階建てで約30平方メートル、車椅子やオストメイト対応の多目的トイレ、それから男子トイレ、女子トイレという内容になっております。 ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員。 ◆7番(宮里尚議員) そのトイレの新設なんですが、これについては体の不自由な方々、高齢者、あるいは車椅子の方々が利用できる構造なのか、お伺いします。 ○屋比久稔(議長) 金城進 企画部長。 ◎金城進(企画部長) 今回、新設するトイレにつきましてはバリアフリーで、その中でもまた多目的トイレも設置しますので、車椅子の方にも不便のないような整備をしていきたいと思います。 ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員。 ◆7番(宮里尚議員) ご答弁ありがとうございます。これをもちまして、7番、宮里尚、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○屋比久稔(議長) 7番 宮里尚議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後2時23分) 再 開(午後2時33分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。23番 大城秀樹議員、一般質問を許します。 ◆23番(大城秀樹議員) 皆さん、こんにちは。きのう9月19日月曜日は「敬老の日」でありました。1966年に国民の祝日に定められてから、ことしで50年目の節目を迎えます。大正、昭和に生を受け、激動の時代を生き抜き、社会の発展に尽くしてきた大先輩たちにまず敬意を表し、感謝を申し上げたいと思います。65歳以上の推計人口を総務省が発表しましたが、3,461万人、総人口に占める割合は27.3%、過去最多を更新中です。男女別では男性は1,499万人、女性は1,962万人で、女性は全体の30.1%を占め、初めて3割を超えています。ますます超高齢社会に突入した我が沖縄県、日本も生涯現役社会の実現に向けた知恵や役割を明確にしながら、社会全体で考え、取り組む必要があります。詩人いわく戦い続ける人が一番偉い、一番若い不老の生命である。一番熟した人生の勝利者であると。戦う心を失えば、50歳でも老人だ。炎の心で前進すれば80歳でも青年だ。年齢を重ねるごとにさらに戦う気概を燃やしていく大使命の人生でありたいものだと私も決意を新たに、高齢化社会を生き抜いていきたいと思います。ただいま屋比久議長から一般質問のお許しがありましたので、25番、大城秀樹、さきに通告した項目の順序に従い、順次質問をさせていただきます。私も66歳になりましたので、高齢者で、もうメガネも必要かなと感じております。質問の事項1、道路行政について。道路は我々人間が生活していくために安全で快適に安心して使用していかなければならないと思うが、屋部西交差点から名護やんばるメモリアルパークを過ぎて緩やかな右カーブがあり、走行中の車のスピードも出ており、その地点での交通事故が頻繁に起きています。道路に隣接している結婚式場や民家、ホテル等もあり、また安和区、山入端区の生徒たちの屋部中学校への通学路でもあり、早急に注意喚起の立て看板、滑り止め、ロットライン等の安全対策が必要とされています。質問の要旨(1)山入端地域内国道449号安全対策について伺います。質問の要旨(2)中央分離帯の植栽の撤去について。質問の要旨(3)市道屋部1号線の進捗状況について。質問の要旨(4)市道砂田線と市道上原線の繁茂した草木の除去について。質問の要旨(5)土地改良区内道路の整備について。質問の要旨(6)安和・山入端公園沿いの舗装整備について。以上、6点についてお伺いいたします。その点については当局ともいろいろ現場等、そしてまたいろいろ話し合っておりますので、どうか明確なご答弁をよろしくお願いいたします。質問の事項2、消防行政について。去る第182回3月定例会で北部連携防災訓練施設等整備事業消防庁舎建築工事請負契約について、原案のとおり可決され、平成29年1月末日の工期となっているが、災害はいつ発生するのかわかりません。市民の生命、身体、財産を災害から守る使命の消防機能を1日も早く高台へ移転することが市民の安心・安全に寄与すると思いますが、質問の要旨(1)北部連携防災訓練施設等整備事業消防庁舎建設工事請負事業について。ア 消防庁舎建築工事の工程が計画どおり進んでいるのか、その進捗状況について伺います。イ 出来高は現在何%でしょうか、お伺いします。次に、新消防庁舎建築工事に伴い、北部連携防災訓練施設等整備事業を活用し整備する防災研修センターは、地震、火災、水害など、自助を学べる施設となっていますが、児童生徒や婦人会、自主防災組織など、多くの市民が来ると予想されます。救急出動などが増加している現状で、通常任務への影響が懸念されることから、質問の要旨(2)防災研修センターの運営等について。ア 運営体制についてどのように行っていくのか、お伺いいたします。イ 運営内容について具体的な内容を伺います。次に、完成している訓練棟について。県内初の火災模擬訓練施設や山岳救助訓練施設などが整備され、運用開始後、消防職員・団員が訓練に使用する施設と思いますが、他市町村消防などからも施設を利用することが予想されますが、質問の要旨(3)施設使用料について。ア 名護市以外の消防本部が模擬火災訓練施設を使用する場合、使用料の徴収は検討しているのか伺います。イ ボルダリング施設は、一般市民にも開放するのか伺います。質問の事項3、福祉行政について。他市において今年度から中学校3年生を対象に、ピロリ菌感染の有無を調べる胃がんリスク検診を始めた。その結果、対象者2,403人中2,273人がピロリ菌検査を受けて、ピロリ菌に感染している人は86人、陽性の疑いがある人は16人、合わせて102人、検査を受けた人の約4.7%が疑いがあるとの報道に心配して、本市でも早目に対策はとれないものなのかの思いで、質問の要旨(1)中学2年生を対象にしたピロリ菌感染の有無を調べる胃がんリスク検診の実施について。質問の要旨(2)妊娠中や出産後のお母さんたちを支援するヘルパー派遣事業について。同事業は妊娠中のつわりや産後の体調不良で家事や育児ができない家庭に、ヘルパーを派遣するもので、家族や親戚など、周りからの支援を受けることができない産後6カ月までの母親が対象で、援助の内容は食事の準備、部屋の掃除やおむつ交換等である。利用者からは誰も頼れる人がいなくて不安だった。話も聞いてもらい、助言してくれて心が軽くなった。感謝の声が寄せられています。核家族化が進み、転勤族の家庭などは育児で孤立してしまう傾向があり、一人で悩まずに気軽に利用してほしいとのことであるが、現在の進捗状況と成果、課題について伺います。質問の事項4、学校施設(小・中学校)について。質問の要旨(1)市内中学校8校、小学校13校それぞれ特別教室で授業を行っていますが、夏場の授業が厳しい環境であることからクーラー設置について、以前にも一般質問したところであるが、その後の進捗状況についてお伺いいたします。次は屋部中学校からの要望であります。本校体育館西側に道路を隔てたところに技術の栽培や特別支援学級の栽培などの授業で活用している約120坪の畑があるが、水道がないため、植物を育てるのに不便をこうむっております。水道が設置できれば、より活動もしやすくなる。ぜひ水道の設置をお願いしたい。質問の要旨(2)技術農園に水道の設置についてお伺いいたします。質問の事項5、農林行政について。市内の山々、施設等とあらゆる場所で県木、リュウキュウマツが松くい虫に侵されて赤松になっている。毎年期間を設けて被害調査を行い、伐倒駆除等もやり、なお絶滅には至らない。県も平成14年から平成18年、5カ年間で撲滅宣言もしたが、もう10年余りも過ぎ、繰り返し同じ状況が続いている。何かいい防除方法はないか。質問の要旨(1)一向に撲滅に至らない(松くい虫)森林病害虫防除事業について、本市として今後どう対応していくのか、お伺いいたします。質問の事項6、名護市畜産まつりについて。第8回目を迎えた名護市畜産まつりも場所を変えて、大盛会裏に終了しました。牛の出品頭数も昨年よりは1頭少ないとのことではあるが、日ごろからの畜産農家の皆さんの意気込みは大変なものが感じられました。名護・やんばるの畜産振興のために頑張っていただきたいと思います。そしてヤギについても等しく、質問の要旨(1)ヤギの品評会も実施して生産農家の皆さんを激励していただきたいと思うが、見解をお伺いいたします。質問の要旨(2)場所を変更したことによるメリットについてお伺いいたします。質問の事項7、夏場の海浜の管理について。海浜はみんなが楽しく、等しく、愉快に海の自然を満喫し、何一つ自由を妨げてはいけないと思うが、しかし、利用した後の整理がきちんとされていない。後片づけがなされていないので、当地域としても考えざるを得ない状況であり、質問の要旨(1)注意喚起の看板の設置について。質問の要旨(2)事前許可申請について。質問の要旨(3)ごみ持ち帰りの指導について。等々よろしくお願いいたします。以上で一般質問といたします。 ○屋比久稔(議長) 市当局の答弁を求めます。石川達義 総務部長。 ◎石川達義(総務部長) それでは私のほうからは質問の事項1の要旨(1)についてお答えいたします。議員ご指摘の現場につきましては、職員で現場確認を行い、また名護警察署へ事故状況を伺ったところ、当該現場については屋部方面、山入端方面ともにスピードが出る場所で、観光客等のレンタカーを含め、昨年度は3件、本年度は5件の事故が発生しているとの報告を受けております。当路線国道(449号)を所管する県北部土木事務所へ安全対策について相談したところ、注意を促す看板や滑り止め舗装を実施するなど、交通安全対策を前向きに検討しているという回答でございました。市としましては、地域と連携を図り、事故のない安全に車両が行き交えるよう、改めて所管をする沖縄県北部土木事務所へ安全対策について上申を行っていきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) それでは質問の事項1の要旨(2)、(3)、(4)、(6)、それから質問の事項7の要旨(1)から(3)まで答弁をいたします。まず質問の事項1の要旨(2)についてでございます。国道449号の中央分離帯の植栽の撤去について。沖縄県北部土木事務所に確認をしたところ、現在、北部土木事務所では当該国道の防草対策に取り組んでいるところであり、名護市屋部においては中央分離帯の一部について、張コンクリートを施工しております。今年度は国道449号の別の区域を施工する予定となっておりましたが、今回のご指摘の名護やんばるメモリアルパーク付近からホテルリゾネックス名護向けについては、雑草の繁茂状況が著しいことから、予定を一部変更し、今年度、当該区間に着手したいとの回答がありました。それから要旨(3)でございます。市道屋部1号線は平成16年度から平成22年度にかけて事業実施した路線となっており、全延長約260メートルのうち150メートルの整備を行い、事業が完了しております。しかしながら、未整備区間については屋部中学校の校門に接していることから、通学路として利用されている道路でもありますので、交通安全の確保を図るため、地権者と継続的に交渉を進めてきたところであり、今年度中に事業用地確保のめどが立ちましたので、次年度、残っている区間の整備を行い、交通安全上の問題を解決したいと考えております。続きまして、要旨(4)でございます。議員ご指摘の市道砂田線と市道上原線については、現地を確認したところ、両路線とも草木の繁茂が見られましたので、日程を調整しながら除草作業を実施していきたいと考えております。それから要旨(6)でございます。議員ご指摘の安和・山入端公園沿いの舗装整備については、園路沿いの未舗装部分の残地となっており、雑草の繁茂が見られたことから平成27年度に区と調整を行い、アスファルト舗装を施工した箇所でありますが、一部において舗装の隙間から雑草の繁茂を確認しておりますので、再度、防草効果が期待できる方法での施工を実施したいと考えております。それから質問の事項7の要旨(1)から要旨(3)まででございます。まず要旨(1)でございますけれども、夏場の海浜の管理について、安和・山入端海岸の看板の設置についてでございますが、当該海岸の管理者は沖縄県となっております。沖縄県北部土木事務所維持管理班に看板の設置についての意向を確認したところ、現在、山入端海岸には漁業関連の警告看板が設置されており、ごみのことについても表記されているということで、特に看板設置について予定はしていないとの回答を得ております。しかし、市としましては地域住民の環境対策の観点から、看板の設置について沖縄県に対して要請をしていきたいと考えております。要旨(2)についてでございます。事前許可申請については、当該海岸を使用するに当たり、工作物等の設置は、海岸法第7条により事前許可が必要となっておりますが、海岸は自由使用であることから、使用については許可は求めていないとの回答を得ております。要旨(3)当該海岸のごみの持ち帰りの指導については、特に外部の利用者に対する投棄ごみの注意喚起の具体的な指導は行ってはおりませんが、地域の自治体や団体との協力のもと、ごみの持ち帰りや海岸清掃活動に積極的な参加を求める啓発活動の実施を検討していきたいと伺っております。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 産業部長。 ◎祖慶実季(産業部長) それでは事項1の要旨(5)、事項5及び事項6について答弁させていただきます。まず質問の事項1、要旨(5)の土地改良区内道路の整備についてお答えいたします。ご質問の農道は団体営農地開発事業山入端地区で整備された土地改良区内の支線7号農道であり、市道勝山線から本農道に160メートルほど入った右側部分で陥没している場所がありました。ことしの6月20日に山入端区長からの通報を受けて担当職員が現場を確認したところ、アスファルト舗装に直径50センチ程度の穴があいておりまして、空洞が確認されましたので、直ちにバリケードによる安全対策をとりました。また6月30日には路体の埋め土を施し、8月末まで経過観察を行ってまいりましたが、再び陥没する兆候が見られませんでしたので、アスファルト舗装による修繕工事を行い、9月15日に完了しております。もう1件の農道は、団体営農地開発事業安和地区で整備された土地改良区内の安和地区農道1号で沈下が見られます。沈下している場所は市道上原線から土地改良区内に50メートル進んだ場所で、沈下部分は延長5メートル、幅5メートルの範囲にあり、沈下の程度は10センチから最大20センチに至るため、通行車両は徐行して通っている現状となっております。当局としましては、現在、修復工事の準備に取り組んでいるところであり、早急に対応してまいりたいと考えております。次に、事項5の要旨(1)の森林病害虫等防除事業につきましては、毎年9月に本市全域を対象に松くい虫被害状況調査を実施し、被害量を実施主体である沖縄県へ報告後、事業範囲及び補助金額が決定し、実施することになっております。市が実施する事業対象箇所としましては、地区保全森林となっており、限られた予算の中で事業を行っていくため、被害木全てへ実施することは困難な状況があります。これまでの保全及び駆除方法は、当該年度で保全すべき松への樹幹注入や被害木については、伐倒駆除を行っていますが、松くい虫被害は不規則なものがあり、また潜伏期間等の問題もありますので、撲滅するということはなかなか難しいかと思慮しております。しかし、毎年保全や駆除を続けていくことで、被害量を抑え、松林の保全が図られており、現時点での対策としては、最善の策ではないかと考えております。続きまして、事項6の畜産まつりについて答弁いたします。要旨(1)ヤギの品評会、共進会につきましては、これまでヤギ生産農家からは畜産まつりの時期では暑くて、ヤギがばててしまうという懸念の声もありましたが、他市町村においても同様の時期に開催されていることから、名護市におきましても牛の共進会と同時に開催される「名護市畜産まつり」の中で開催を検討していきたいと考えております。要旨(2)の場所を変更したことによるメリットとしましては、今年度初めてなごアグリパークで開催いたしました。当初予定していた期日が台風10号の接近で、約1週間延期するなど、来場者が少なくなるのではと懸念をしておりましたが、昨年の来場者数1,200名に対し、今年度は1,080名で、遜色のない来場であったと考えております。メリットとしましては、エントランスとか、パーゴラ、回廊を利用して来場者、特に小さな子どもたちの暑さ対策がとりやすいといった面、それと名護市の6次産業化施設でもあるなごアグリパークを紹介する、認知していただくいい機会になったのではと考えております。また畜産農家に対しましても6次産業化の意識づけになったのではと期待しているところであります。 ○屋比久稔(議長) 照屋秀裕 消防長。 ◎照屋秀裕(消防長) 事項2の消防行政です。要旨(1)消防庁舎建築工事の進捗状況についてお答えいたします。ご案内のとおり、平成28年3月末に主訓練塔及び補助訓練塔工事が既に完了をしております。現在、屋上ヘリポートや防災研修センターを併せ持った本庁舎工事が進んでおります。本庁舎工事は今年度、平成28年度中の工事完了を予定しているところです。進捗といたしましては、8月には建物基礎工事を完了し、今月は1階、躯体部分の生コン打設を予定しております。工事はおおむね計画的に進んでいるところであります。次、イの出来高でありますけれども、8月末時点での予定出来高は約22.5%、現在の出来高は19.22%となっており、予定より若干遅れている状況にありますけれども、これは8月の降雨の影響によるもので、工程的には影響がないものと考えております。次に、要旨(2)であります。アの運営体制について。防災研修センターは、まだ仮称でありますけれども、防災研修センターは単にセンターの管理だけではなく、防災研修や講習会、自主防災組織の活動支援、防災訓練の支援などを充実させ、地域の防災力の向上につながるさまざまな事業を継続的に展開する北部の災害拠点として発展させていきたいと考えております。したがって、センターの運営には防災の専門的知識を有した人材の配置について検討をしているところであります。イの運営内容であります。防災研修センターは、防災に関する体験学習ができるという特徴を生かし、子どもから大人まで幅広い年齢層が利用できる施設となっております。受け入れについては、家族単位から市内小中学校のクラス単位、地域の各種団体や数人単位での利用ができるようにしたいと考えております。さらに防災研修センター以外での出張講習や指導も可能にすることで、人材育成にも寄与していきたいと考えております。要旨(3)であります。施設の使用料について。模擬火災訓練施設は、沖縄北部連携促進特別推進事業を活用し整備した施設であり、複雑多様化する火災において、消火・救助技術の向上に重要な施設であります。最新の訓練施設を県内の消防本部や災害対応に携わる機関等に広く利用してもらうことが重要と考えております。議員お尋ねの施設使用料については徴収する方向で検討しているところであります。イであります。ボルダリング施設は山岳救助訓練施設と位置づけており、近年増加している北部地域山間部における事故等に対応するための救助技術向上を目的としております。また山岳救助訓練施設は高度な技術を必要とし、十分な安全対策の中、訓練を行わなければならない施設となります。したがいまして、一般市民に対しては危険が伴うため、使用していただくことについては、現在のところ難しいものと思っております。ただし、県内の消防本部や災害対応に携わる機関等については、その限りではないと考えております。 ○屋比久稔(議長) 野原健伸 市民福祉部長。 ◎野原健伸(市民福祉部長) それでは私のほうから事項3の要旨(1)についてお答えしたいと思います。ピロリ菌につきましては、胃・十二指腸潰瘍、胃がんの原因の一つと理解をしておりますが、本市においてピロリ菌感染の有無を調べる胃がんリスク検診の実施は予定しておりません。胃がんの原因はピロリ菌だけではありませんので、引き続き胃がん対策といたしましては、がん研究振興財団から2011年、平成23年に公開をされております「がんを防ぐための新12か条」の普及やがん検診受診率及び精密検査受診率の向上に向け取り組みを強化していきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 山城実千代 こども家庭部長。 ◎山城実千代(こども家庭部長) では私のほうから質問事項3、福祉行政についての要旨(2)についてお答えいたします。妊娠中や出産後の妊婦等への支援につきまして、子育て経験者等による育児・家事援助のヘルパー派遣や保健師、助産師等による専門的相談支援により、個々の家庭の抱える養育上の諸問題の解決や軽減を図る事業として、本市では平成26年度より養育支援訪問事業に取り組んでおります。支援の対象者は乳児家庭全戸訪問事業、こんにちは赤ちゃん事業や母子保健事業等の実施結果から、養育支援が特に必要であると判断した家庭で、具体的には若年の妊婦及び妊婦健康診査未受診者や望まない妊娠など、妊娠期からの継続的な支援を必要とする者や、出産後間もない時期の養育者が育児ノイローゼや産後うつなどの問題によって、子育てに対して強い不安や孤立感等を抱える家庭となっております。ヘルパー派遣は週に1回、2時間程度居宅を訪問し、育児や家事支援をすることとし、3カ月から6カ月の期間支援を行っており、同事業の実施状況につきましては、平成26年度訪問家庭5件、訪問延べ件数63件、平成27年度訪問家庭7件、訪問延べ件数112件となっております。利用者からはヘルパーさんに育児に関する悩みや相談等について話を聞いてもらったり、子どもに対しての接し方のアドバイスを受けたりしたことにより、子育てに自信を持つことができたなどとの声があります。課題としては、本事業は支援対象者の居宅にヘルパーを派遣することになることから、支援対象者や家族などに事業に対する理解を得、訪問への同意を得るのに時間がかかることや、専門的相談支援に必要な保健師や助産師等の確保についての課題があります。また当該事業を必要とする対象者の把握についても関係者と協力体制を整え、事業の充実化を図っていきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 中本正泰 教育次長。 ◎中本正泰(教育次長) それでは私のほうから質問の事項4、質問の要旨(1)、(2)についてお答えをいたします。まず要旨(1)であります。市内小中学校の特別教室への空調設備につきましては、平成27年第180回定例会におきまして、議員からのご質問に対し、限られた予算で各学校の優先度の高い教室から整備を行う旨を答弁いたしております。その後、教育委員会で検討を重ね、沖縄振興公共投資交付金事業を活用し整備することとしております。各学校の特別教室への空調設備について、予算面から事業を平準化し、年次的に整備していく計画で、今年度から全中学校8校に係る設計業務に着手し、平成29年度に空調機器を設置する予定となっております。小学校につきましては、平成29年度より設計業務を行い、平成30年度と平成31年度に空調機器を設置する予定となっております。空調機器を設置する特別教室につきましては、図書室、コンピューター室、音楽室、理科室、美術室、図工室、家庭科室及び少人数教室を計画しております。次に要旨(2)であります。名護市立小中学校の技術農園及び菜園の設置状況につきましては、設置している学校が小中学校及び分校を合わせまして19校となっております。設置している学校のうち近くに水道設備がない学校が、先ほどご指摘のありました屋部中学校となっております。技術農園及び菜園は小学校では理科の授業として植物の観察学習に使用し、中学校では技術の授業として季節に合わせた野菜栽培を行っており、年間を通し、学習の場として活用されております。屋部中学校につきましては、学校敷地外ということで課題はございますけれども、学校側と調整を行い、設置に向け検討を行っていきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 23番 大城秀樹議員。 ◆23番(大城秀樹議員) ご答弁ありがとうございました。では順を追って二次質問に移ってまいりたいと思います。国道449号、これは山入端地域でございますが、現在、名護やんばるメモリアルパーク、その坂を頂点として下りの屋部西交差点、そこに向けては滑り止めもされているし、そしてまた中央分離帯の植栽もカットされて、そしてまた整備もしっかりされております。そして安全がしっかり守られて、そこも事故の多かったところでありますが、事故も減少しているということであります。そういうことで、そういう状況をつくっていきたいということで、今度は名護やんばるメモリアルパークから山入端、安和のほうに通じる国道449号、そこは緩やかな右カーブであります。そして中央分離帯には草木が繁茂しております。そして左側には植栽ますもあって、木もあり、見通しはきくけれども、やはり精神的なものがちょっと穏やかではないと。やはり道路というのは植栽とか、そしてまた中央分離帯に木を植えるとか、そういうものではなく、しっかりと安全を見極めるような状況をつくり出していくのがいいのではないかと現在思うところなんです。国道449号ができたときには植栽も植えて、両サイドに植栽ますに樹木も植えられて、「ああ、いいな」という感じはしましたが、やはり地域の変化もあります。道路沿いに家ができたり、あるいはまた施設ができたり、ホテルができたりして、どんどん変わっていく。その中で対応できるような状況というのはつくっていかなければならないのではないかと思っております。そこで一次答弁では、いい方向に答弁されておりました。総務部長、向こうの現場も確認されたと思いますが、滑り止め、まず必要なのはスピードを落とせという注意喚起の立て看板をする。そしてまた滑り止めをする。そして今、主流になっているドットライン等々、それで安全策を講じていく。そして中央分離帯にある植栽というのはもう全てカットしていく。そういう状況をぜひつくってほしいと思っておりますので、その辺を強く訴えてください。8月6日、8月13日の土曜日に通ったら、ちょっと草が見えておりました。スピードが速いんです。レンタカー、そして一般の車両等も。ちょっとブレーキを踏むとすぐ左側に横滑りして、そこで横転して大きな事故につながっていくと。まだ死亡事故は発生しておりませんが、それにつながるような大きな事故、何回も見ておりますので、ぜひ未然に事故防止に頑張っていただきたいと思っております。大きな事故が発生して、死亡事故でも発生した場合にはにっちもさっちもいかない状況がありますので、まずそういう前振りの状況というのを醸し出している道路ですから、そこに対しては誠心誠意やはり安全対策について講じていかなければいけないのではないかという思いがいたしておりますので、どうかその辺はしっかりと。当部落の区長もこっちは心配しているし、先ほども冒頭で言いましたが、安和区、山入端区の屋部中学校の生徒の通学路にもなっております。そこを物すごいスピードで走ってきて、そのままもうはねられたのでは、事故でも起こしたらたまったものではありませんので、その辺をしっかりと。そして30分ほど向こうに立ってみました。これはもう大変なスピードです。50キロ地点なんだけれども、70キロ、80キロどんどん出しています。だからその中での交通安全をいかに保って、安全に運転させていくかということをしっかりまた私たちも考えながら、行動を起こしていかなくてはいけないなと思っておりますので、どうかその辺強く訴えていただきたいと思っております。そして関連しまして、この植栽ますに、結婚式場がありまして、これは祖慶産業部長になるかどうかわかりませんけれども、4月、5月あたりから枯れ松が2本立っている。これは気になってしょうがないんです。自分でも切ろうかと思うけれども、これを切った場合にどうなるかという思いもいたしまして、ぜひ現地に行かれて対処してください。名護市がやるのか、あるいはまた道路を管理している県がやるのか、その辺は一つよろしくお願いいたします。あとは中央分離帯です。ホテルリゾネックス名護があります。東側駐車場から逆走、要するに中央分離帯に草が繁茂しているものだから、これは2車線道路、とにかく右に曲がって、そして二、三百メートル行くと、向こうから車が来る。そしてびっくりして、左側にまた迂回するとか、そういうのが何回かあって、リゾネックス名護さんもそこに注意喚起の看板も、そしてまた右折はだめだと。そして左折するんだという看板も表示をしておりますが、やはり夜間にはそういう間違いがあるということがありますので、これもいい感じの答えをいただいております。もう1回、ぜひ早目にやるということを建設部長、決意してもらえませんか。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) 中央分離帯の草木の撤去については、県のほうは前倒しをしてやるということを言っておりますので、進捗状況を注視したいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 23番 大城秀樹議員。 ◆23番(大城秀樹議員) 市道屋部1号線、これは6月補正でもしっかりとしたものができ上がっておりますので、それはいいとして、やはり近くに住む方々、あるいはまた学校の校長先生等はそういう状況を知らないものだから、こういう道路形態というのは早目にただして、何とかできないかという話がありました。そういうことで一応伺って、そしてまた回答していきたいと思っておりますので。これももう決定しましたので、予算もついておりますので、ありがとうございます。そして市道砂田線、すばらしい。建設部長、通告と同時に山を見に行きました。要するに砂田線と上原線に上がっていったら、早速行動を開始しています。建設部長が言ったの。本当ですよね。9月16日、金曜日の夕方に行ったら、ではもしかして上原線もそうなのかといったら、そうやっている。あれは完成した状況ではなく、大体今こうして、あとは完成までもっていくと思いますけれども、しっかりと草を除去しておりました。そしてまた祖慶産業部長、土地改良も早速9月15日にやった。16日に見に行った。さすがです。そういう感じでやはり打てば響くような行政というのが大事だと僕は思います。市長、上等です。そういう感じでとにかく間を待たせない。地域の皆さんは困っているわけだから、そこを早目に行って対応してくれる。それにやはり信頼関係ができ上がってくるわけだから、非常に喜んでおります。砂田線の行き交いしている方。要するに草木が繁茂して、ガードレールに飛び出して、この道路にも、そうすると道路が狭くなる。そして対向車も来る。危ない。今は道路も広くなって走りやすい、気持ちもいい、そういう状況というのは、道路というのは醸し出していかなくてはいけないと思っていますので、どうか市道、我が名護市道はピカイチであると。そういう感じでまた頑張っていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。そして安和・山入端公園、あれは前回もちょうど1年前にもお話をしました。一応皆さんやりました。やりましたけれども、完全に草木の根っこを取っていないで、その上からかぶせたのかと思っているんです。やはり雑草の生命力は強いんです。だからそれを考えて、もう1回、仕切り直してほしいと思っていますので、その辺もう一度決意をお願いします。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) 面積的には小さい場所でございますので、根っこまでしっかりとるのか、除草剤を使ってやるか、いろいろと検討をしてから、次は雑草がアスファルトの隙間から出ないような工夫をしたいと思っております。 ○屋比久稔(議長) 23番 大城秀樹議員。 ◆23番(大城秀樹議員) では消防長、消防行政は一言です。現在、新築中の消防庁舎建設に伴って、地域住民への説明会を実施したと思うんだが、実施したのかどうか、説明会において地域住民からどのような意見、要望があったのか、その1点をお伺いしたいと思っています。 ○屋比久稔(議長) 照屋秀裕 消防長。 ◎照屋秀裕(消防長) 住民への説明会はもちろんやっておりまして、余り否定的な意見というのはなかったような気がいたします。10回ほどやっていますけれども、否定的な意見はなかったと。出たのが、工事車両の安全配慮についてはやはり学校関係者のほうが気にしておりました。それと夜間の救急車両のサイレンの配慮、その部分も意見が出ておりました。それとヘリの飛行経路について住宅、学校の上空は避けてほしいということがございました。そのほかですけれども、早く移転してきてほしいと。やはり消防本部が近くにあると安心するというニュアンスの意見もございました。 ○屋比久稔(議長) 23番 大城秀樹議員。 ◆23番(大城秀樹議員) 福祉行政でピロリ菌です。ピロリ菌は要するに胃にピロリ菌が存在することによって、胃がんになるという確率は高いということで、今これは保険適用もできるということで除菌の話をしてきましたけれども、健康診断をしながらついでに私もピロリ菌の検査をしました。そうしたらありませんでした。だからがんになる心配はないと思いますが、その他は可能性がありますので、先ほど市民福祉部長、「がんを防ぐための新12か条」というお話をされておりましたが、きょう議会を聞いている皆さん、そしてまた議員諸公の皆さんにも強く訴えていただきたいと思います。12カ条、それを要するにがんを防ぐための新12カ条というある話をしていました。それをよろしくお願いします。 ○屋比久稔(議長) 野原健伸 市民福祉部長。 ◎野原健伸(市民福祉部長) 「がんを防ぐための新12か条」ということで、先ほど一次答弁でも行いましたけれども、今回の12カ条と、それから以前のがんを防ぐための12カ条との一番大きな違いということで、禁煙を受動喫煙と合わせまして、2項目にわたって、1条と2条ということで、最初に持ってきたというところと、それから早期受診と検診による早期発見を掲げたこと。さらに正しいがん情報でがんを知ることを加えたこととなっていまして、ちょっと時間がないかと思いますが、12カ条をちょっと読み上げたいと思います。1条、たばこは吸わない。2条、他人のたばこの煙をできるだけ避ける。3条、お酒はほどほどに。4条、バランスのとれた食生活を、5条、塩辛い食品は控えめに、6条、野菜や果物は豊富に、7条、適度に運動、8条、適切な体重維持、9条、ウィルスや細菌の感染予防と治療、10条、定期的ながん検診を、11条、体の異常に気がついたらすぐに受診を、12条、正しいがん情報でがんを知ることからということでございます。 ○屋比久稔(議長) 23番 大城秀樹議員。 ◆23番(大城秀樹議員) ありがとうございます。皆さんこのがんを知るための新12か条をしっかり守って長生きしましょう。中学校のクーラーの設置の件、これは先ほどお話しされていました、予定どおり進めていただきたいと思っております。そして水道の件も大体屋部中学校の校長先生と話をされて、そのようにまた持っていっていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。そして松くい虫の件なんですが、これは僕はずっと前から松くい虫、松くい虫とやってきておりますが、なかなか撲滅されないということで、当局も大変ご苦労なさっていると思いますけれども、平成25年度は4,663本あったんです。平成26年度が1,433本、平成27年度が2,597本、5地区でです。今回は平成28年度はどういうふうに推移していくかわかりませんけれども、それで一向にゼロに近いような数字ではなく、ちょっと減ったり、ちょっと上がったりしておりますけれども、その辺を気を長く持ってやるのか。それで一番大事なのは、主要施設、なごアグリパーク、そしてネオパーク、この敷地内に松の赤いのがあります。そしてまた新しい消防庁舎の後ろの山にも赤松があります。そして医師会病院、そして宮里病院、環境センター、その中にも赤松があります。そして屋部工場適地、この入り口、そして左側の山等々、そこにも赤松があります。そういうところをずっと回ってみると、やはり9月に調査を開始して、来年の1月から3月まで伐倒してやるというけれども、なかなか間に合わない。だからそういうものはどういう形で進めていくのか、ずっと同じような状況を醸し出しながら進めていくのか、この辺をどう思うのか、産業部長。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 産業部長。 ◎祖慶実季(産業部長) ご懸念のほどは重々承知しておりますが、これまでとっております樹幹注入、あるいは焼却処理、薫蒸処理、これがまずは具体的な防除の方法になろうかと思います。また市としましては、沖縄らしい緑を守ろう事業ということで、国道から200メートルの範囲の松を対象として、こういった事業の展開もできますので、可能な限り取り組んでまいりたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いします。 ○屋比久稔(議長) 23番 大城秀樹議員。 ◆23番(大城秀樹議員) 最後に、事項7の夏場の海浜の管理についてなんですが、山入端の海というのは非常に山紫水明。そして海水浴とか、ビーチパーティー等によく使われる海浜なんですが、別に使うのは勝手にどうぞなんですけれども、その使った後の後片づけ等が区長を中心にやられているということ自体がちょっとやるせないということで、今回取り上げておりますけれども、これをしっかり守ってほしいと思います。そして冒頭でも産業部長がおっしゃっておりました警告板があります。この警告板は要するに沖縄県漁業調整規則により、第3号共同漁業権が設定されているということで、シャコ貝とか、ヤコウ貝とか、タカセ貝とか、そういうものをとるなと。アーサとか、またモーイとか、モズクとかをとるなと。これをとったときには通告されて見つかったら罰金200万円だと。その下にごみや空き缶を捨てないようにと小さく書いているわけです。これは8月31日の山入端子供会のビーチパーティーにはその看板はありませんでした。その後設置したんでしょうね。そのそばに大きな看板がありますので、そこを利用して、やはりごみは捨ててはいけないとか、これをしっかりとやっていただければいいのかと思っております。そして通告制というのも区長に通告していれば、後片づけして後、そこに何かがある場合は区長は電話をして、あなたたち片づけていないのかという感じにもなり得る。お互いコミュニケーションもとれるということで、事前許可申請ができないのかとか、そう訴えておりますので、とにかく浜はみんなの財産でありますので、しっかりとした環境ですばらしい遊びが、そして遊泳ができればいいなと思っておりますので、どうぞその辺よろしくお願いします。時間が来ましたので、これで一般質問を終わります。 ○屋比久稔(議長) 23番 大城秀樹議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後3時33分) 再 開(午後3時45分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。5番 金城隆議員、一般質問を許します。 ◆5番(金城隆議員) 皆様、こんにちは。ただいま議長よりお許しをいただきましたので、議席番号5番、あけみおの会、金城隆、本日最後の一般質問をさせていただきます。その前に少しばかり所見を述べさせていただきます。ことし我が屋我地地域においては、屋我地支所落成、また屋我地ひるぎ学園の開校と、屋我地の活性化につながる新たな出発の年となりました。ことしも屋我地夢の懸け橋事業の中で、やがじ祭りを開催することになりました。せんだって、9月18日、去る日曜日に予定されておりましたけれども、台風接近のため11月6日に延期になったことをここでご報告いたしたいと思います。仕切り直しとなりましたけれども、11月6日には名護市民の皆様、また多くの関係者の皆様がご参加いただいて、やがじ祭りを盛り上げていただきますようよろしくお願いを申し上げまして、通告により一般質問をしていきたいと思います。質問事項の1、地域からの要望でございます。要旨(1)運天原区長、我部区長より名護市農道及び市道部分に係る枯れ松の伐採をしていただきたいとの要望がありますが、対応していただけるかお伺いいたします。要旨(2)屋我区長より屋我地45号線の整備について、平成27年12月定例会での私の一般質問に、当局の答弁では整備工事を実施していくとの答弁でありましたが、その後、何の変化もございませんので、進捗状況についてお伺いいたします。質問事項の2、源河堆肥センター建築工事について。要旨(1)現在の工事進捗状況について。ア 工事完了はいつになるのか。イ 指定管理者の選定はどうなっているのか。ウ 供用開始はいつになるのか。質問事項の3、農業大学校の移転について。要旨(1)農業大学校の移転については、沖縄県での検討委員会の中でも議論されたにもかかわらず、移転報道から1年以上経過しても答えが示されていない中で、我が名護市としての対応はどのようになっているのか、お伺いいたします。要旨(2)農業大学校の移転後の跡地利用についてどのような計画があるのか、お伺いいたします。要旨(3)現在の敷地は県有地だと思われますが、移転後の跡地利用について、県との調整はなされているのかどうか、市当局の対応についてお伺いいたします。質問事項の4、名護畜産まつりについて。要旨(1)会場をなごアグリパークに変更し、実施しての効果についてどのように評価しているのかをお伺いいたします。ア 畜産農家評価。イ 観客の評価及びその人数。ウ どのような波及効果が考えられるのか。要旨(2)名護市の畜産振興の立場から、出品家畜が少ない感がしますが、次回も今回同様の場所と内容は同じ規模で実施する予定なのか、お伺いいたします。以上、一次質問とし、二次質問については自席よりしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○屋比久稔(議長) 市当局の答弁を求めます。仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) それでは質問の事項1について答弁をいたします。まず要旨(1)でございます。樹木の伐採については、道路施設内の危険木、または樹木の民有地への入り込みなどの場合、日常維持管理として枝打ちや雑木の撤去を適宜行っております。また民有地内の危険木が市が管理する道路などに影響を及ぼす場合、もしくは及ぼすおそれがある場合には、所有者に撤去を要請し、状況によって早急な対応が必要な場合は、危険防止として市のほうで撤去などを行っている場合もございます。議員ご指摘の市が管理する道路部分に係る枯れ松の伐採については緊急性や危険性など、関係部局や区と調査確認を行い、道路等に影響を及ぼすおそれがある場合には伐採を行っていきたいと考えております。それから要旨(2)でございます。市道屋我地45号線については、アスファルトのわだちやクラックなどの路面損傷等が見られるため、今年度において県道110号線の取りつけ箇所から拝所前の約180メートルの修繕整備を予定しており、他の道路修繕とあわせて、9月発注に向けて取り組んでいるところでございます。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 産業部長。 ◎祖慶実季(産業部長) それでは、事項2、要旨(1)源河堆肥センター建築工事について答弁させていただきます。まず、アの工事完了ということでございますけれども、これまでの予定では9月に竣工し、10月から供用開始の予定でありました。しかしながら、管理事務所の改修のほうで遅れが生じまして、工期が12月いっぱいかかるということになり、12月末を現在予定しているところであります。この管理事務所につきましては、リフォームによって使用するということで、現に現場に入りました。しかしながら、不同沈下等のぐあいが思った以上にひどいということで、その対処方法を現在の建屋をリフォームするのではなく、新しく建築せざるを得ないというようなことが7月に決定しまして、設計を入れ、新しく建てるという方向で決定をしております。次のイの指定管理者の選定ですが、これも当初は9月の予定でおりましたけれども、工期の遅れに合わせまして、募集時期を若干ずらしております。募集時期としましては、今月9月から10月にかけて公募を行いまして、11月にはプレゼンテーションを行った選定会を開催する予定で、12月議会に指定管理者の指定という議案を上程させていただく予定となっております。供用開始につきましては、先ほど申しました事情もございまして、工事完了が12月末を予定しておりますので、12月末、または供用開始の時期としては、1月の初旬にずれ込むのではないかと考えております。しかしながら、利用者ということもございますので、可能な限り、早い時期に供用開始できたらとは考えております。次に事項4の名護市の畜産まつりについてでございます。畜産農家からの評価ということでございますが、会場についても名護市民会館同様に芝があるので、家畜に対して安心できるというご意見、あるいは畜産業に触れ合う機会のない市民の方に見てもらえる機会があるということで、畜産農家からはよい評価をいただいております。また観客からの評価ということでございますが、アンケートなどは実施しておりませんので、人数というふうなことは来客数が1,080人であったということしか申し上げられないのですが、耳にした意見としましては、小学生以下を対象にした牛のお絵描きコーナーですとか、牛当てクイズなどの小さな子どもを対象にした企画に対しても、屋根つきの回廊が設置されている施設なので、来場者を導く動線があり、それから熱中症などの対策がとりやすいといったような保護者という立場から、安心できるという評価をいただいております。ウのどのような波及効果が考えられるかということでございますが、畜産農家となごアグリパークとのつながりができたということで、またヤギ肉のブームの高まりなどもございます。畜産農家の6次産業化による新たな展開が期待できるのではないかと考えております。それから出品頭数が少ないのではないかというところでございますが、牛に関しましては、昨年の出品が22頭でございまして、今年度が21頭ということでございました。また以前に豚の出品なども行っておりましたけれども、これについては防疫上の観点から出品が難しいということでございます。それから次年度以降につきましては、ヤギの品評会などもあわせて開催をするなど、おっしゃるような数のほうも充実させていきたいと考えております。また会場についても、先ほど申しましたように、駐車スペースなども十分にございますので、次年度もできるだけなごアグリパークで実施をしていきたいと考えているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 金城進 企画部長。 ◎金城進(企画部長) 私のほうから質問の事項3の要旨(1)から(3)についてお答えいたします。県立農業大学校の移転計画の現状につきましては、先日の神山敏雄議員の答弁でもお答えしましたように、沖縄県の総務部の中で農業大学校やその他の部局の施設も含めた全庁的な公共施設総合管理計画をまとめているとのことであり、移転先の決定に時間を要しているということでございます。名護市の対応としましては、これまでに市長による文書による要請を行っており、名護市議会におかれましても、平成27年3月4日付で県知事への要請文書の提出が行われております。名護市としましては、県内部での行財政的な検討を含めた調整が進められている現状でございますので、その動向を注視しながら必要な対応を行っていきたいと考えております。次に要旨(2)についてお答えいたします。農業大学校の移転後の跡利用について県へ確認しましたところ、現状では移転計画が決まっていない段階であり、その跡利用計画のほうはまだ検討はされていないということでございました。次に要旨(3)についてお答えいたします。先ほどの要旨(2)のほうでもお答えしましたように、農業大学校の跡地利用につきましては、県内部での検討はされていない状況でございまして、その前提条件となっている移転計画もまだ決定されていないことから、県との調整に入る段階にはないと考えております。現在、必要に応じて県との調整を行っていきたいということで、そのタイミングといいますか、時期を見ながら対応していきたいと考えております。
    ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) ありがとうございました。質問事項1の要旨(1)でございますが、これは屋我地の運天原区、我部区、それと饒平名区は松くい虫の被害が今、屋我地の松は恐らく半分ぐらいやられているのではないかということであります。そういう意味で、区長から、今回は緊急として農道・市道に係る部分を上げておりますが、屋我地全体を松くい虫の駆除をしていただきたいということであります。屋我地支所から中央線を走っていくと、右側に市のタンクの森があります。市有地の中のタンクの森があるんです。あそこは松の木がほとんど80%ぐらいやられているのではないかと。それと運天原の部落のちょうど花城養鶏場の裏のほうですか、あそこもほとんど全滅と言っていいほど松が全部赤くなっております。そしてこの間、屋我地の市道3号線の脇の大きな木が倒れてきて、これを住民で片づけたというのがありますので、皆さんには市道と農道と分けて私は資料を提供してありますので、これを一度現場を確認していただいて、対処していただきたいと思っておりますが、いかがですか。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 産業部長。 ◎祖慶実季(産業部長) それではお答えします。一次答弁で建設部長のほうからもございましたが、基本的には土地所有者、あるいは管理者の責任で行っていただくということでございます。とはいうものの、早急な危険防止が必要な場合は市の側で対応しているというのが実情でございます。あと屋我地全域についてというお話でございますけれども、まず屋我地全域が高度公益機能森林という位置づけがされておりまして、松林については県の実施事業ではございますが、この事業の中で駆除作業ができるということがございます。9月に調査が行われますので、その調査結果を踏まえて、県の側と調整させていただきたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) ぜひ9月の、もう状況は今、担当者の方も一回見ていただいているということでありますので、この状況を県のほうに報告してもらって対応をやっていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。要旨(2)です。屋我地45号線の件についてでございますが、これは集落整備事業で、区としては整備を上げたんですが、採用してもらえなかったという経緯がありますので、どうか一日も早く、ここは排水路がちゃんと整備されていないんです。排水路はあるんですけれども、片側、半分がキビ畑の土で埋まっております。そういう意味では早目に対処、排水がこちらに流れてきますので、早目の対応をお願いしたいと思うんですが、どうですか。 ○屋比久稔(議長) 仲村善文 建設部長。 ◎仲村善文(建設部長) 先ほども申し上げたとおり、この屋我地45号線だけの修繕工事ではなくて、名護市内を5つの地区に分けて道路を維持、修繕工事を発注しております。これは昨年も同様に発注しているところでありまして、その中の一環として修繕工事をします。現在、アスファルトについては路面が相当傷んでいるということは認識をしておりますが、排水については私のところではちょっとはっきりわかりませんので、担当のほうで把握しているかどうかも含めて、排水機能が十分でなければ、そういったものも全体の修繕工事の中で対応が可能と考えておりますので、もし機能が十分発揮されていない場合についても、対応をしてまいりたいと考えております。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) ありがとうございます。それでは質問事項3の農業大学校の移転についてでございますが、これは名護市としてのトップセールスです。ほかの市町村は、恩納村、それと宜野座村もそうだと思うんですが、トップセールスが行われているのに名護市は文書だけでやっていると。本当にやる気があるのかどうかというのが疑われてしょうがないんですが、トップセールスをやるつもりはないんでしょうか、市長よろしくお願いします。 ○屋比久稔(議長) 稲嶺進 市長。 ◎稲嶺進(市長) 私も直接、副知事にお会いして要請をしたところです。そのときには議長も一緒にまいりました。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) これは当然、移転をすると空き地になってしまうわけですが、名護市としては何の予定もされていないんでしょうか、どういう計画。何もないんでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 金城進 企画部長。 ◎金城進(企画部長) これにつきまして、県有地ということで、一義的には県のほうが跡利用については主導していくことになると思います。ただ名護市のほうも今後の移転の段階を踏まえて、市として必要な施設の誘致とか、市の中での公共施設の配置とか、いろいろ検討していかないと思っております。ただ現時点では移転がまだ未定という段階なので、県としても調整という段階にはないということでございます。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) これが移転された場合、名護市としては、今、博物館問題いろいろあります。陸上競技場の問題もあります。そういうものにも候補地としてひとつ上げていただきたいんですが、どうですか。 ○屋比久稔(議長) 山里将雄 副市長。 ◎山里将雄(副市長) この土地は市街地の中にあって、何といいますか、いろんな公共施設の配置にも適した土地といいますか、名護市にとっても非常に使いたい土地であることは間違いない。我々としてもその跡地利用について、いろいろ活用できないかということは内々では話をしております。ただ、ご承知のとおり、あれだけの土地ですので、それこそ購入となると相当な金額が必要になります。財政的な面も含めて、しっかりと検討しなければならないという部分がございますので、先ほど言いましたとおり、県との調整もございますので、それについてはまたこれからということになります。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) 博物館の問題もありますし、どうか検討していただいて、早目の博物館の建設をしていただきたいと思います。それでは質問事項4の畜産まつりについてでございますが、私も畜産まつりに行って、何名かのお客さんから聞きましたけれども、中南部、向こうは共進会ということでやっているんですかね、ここではどうしても規模が小さくて、出品数も少ないなという意見がありました。そういう意味では、先ほど部長が言われたような豚のアグーとか、そういう品種のことも次年度からは考えていただけないのかと思っていますが。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 産業部長。 ◎祖慶実季(産業部長) 今お答えする前に、先ほどの一次答弁で松くい虫の件でございますけれども、「屋我地全域が高度公益機能森林に位置づけられている」と発言してしまったようです。申しわけないです。屋我地全5区内に保安林等の公益的機能の高い松林がございまして、この松林が高度公益機能林に位置づけられていますということでございます。松林のみです。こちらについては事業が実施可能だということになります。戻りまして、今ご質問の豚アグー等の出品ということでございますけれども、以前に北部農林高等学校が子豚を、チャーグーでしたか、出していただいたようなこともございますが、豚はなかなか防疫上の観点から管理が難しいということで、出品は難しいと伺っておりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) 牛の品評会もあったんですが、この中でことしの事業目標に強い元気な地場産業の中に優良雄牛の導入による繁殖をやるということで、皆さんの計画の中に入っておりますが、これは現在の状況としてはどういう状況になっていますか。 ○屋比久稔(議長) 暫時休憩いたします。休 憩(午後4時14分) (状況確認のため)再 開(午後4時14分) ○屋比久稔(議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。祖慶実季 産業部長。 ◎祖慶実季(産業部長) 平成27年度の実績としましては23頭、平成28年度は20頭を予定しておりまして、この以降100頭に達するまで導入していくというふうに考えています。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) この間、牛の品評会の中で出品されているのは20頭。実際この間来た農家さんが繁殖はやられているのか。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 産業部長。 ◎祖慶実季(産業部長) やんばる和牛協同組合という組合がございます。そちらと調整して農家26戸に対して入れているということでございます。すみません、やんばる和牛改良組合です。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) ヤギについてもボアですか、ボアの品種を見たんですけれども、子ヤギのほうが6頭だったと思うんですが、それも今の状況の中で、ことしヤギを導入しということになっていますが、このヤギのほうも実際効果としては出ているんでしょうか。 ○屋比久稔(議長) 祖慶実季 産業部長。 ◎祖慶実季(産業部長) 昨年度、雄ヤギ1頭、雌ヤギ5頭を導入しまして、その子ヤギが生まれて、先ほど紹介いただいたようなことで、これをまたヤギ農家のほうに預けて、また繁殖していくような事業になっております。今年度また6頭の雌ヤギの導入を予定しているところでございます。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員。 ◆5番(金城隆議員) 繁殖したヤギを隣のネオパークの子どもたちと触れ合い体験ができる頭数に増やしていって、前回ネオパークで見たときは、たしか向こうに子ヤギは2頭ぐらいしかいなかったと思うんです。あれではこの触れ合いということにはなりませんので、どうか繁殖で増やしていって、まずこの触れ合いという、ネオパークと提携ということも言っておりましたから、そういう意味ではどんどん頭数を増やしていっていただいて、今後の活性化に向けてやっていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。これをもって一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○屋比久稔(議長) 5番 金城隆議員の一般質問を終わります。 本日はこれにて散会します。お疲れさまでした。散 会(午後4時18分)...